家具とか間取り図とか

 好きなんですよ。

 あれもこれも欲しくなっちゃって、うっかりお店にでも入ってしまったら、それこそずーっと見てられる。

 衣食住の、住の部分が結構好きでして、家具っていうかなんだ、内装? 買うわけでもないのにあれこれ気になってしまうんです。

 家のなかって思った以上にいろんなものがありますよね。

 壁紙でしょ、天井に、照明器具でしょ、床の素材なんかもいろんなのあるし、フローリングだけじゃなくて、カーペットとか、畳とかね。

 ソファとかテーブルとか、カーテンとか。

 冷蔵庫でしょー、洗濯機でしょー、エアコンでしょ、テレビでしょ、食器棚とか、チェストとか、寝具もそうだし傘立て姿見、洗面所とか風呂場用品台所用品あれとかこれとかとにかく本当にいろーんなものがあるじゃないですか。

 ホームセンターとか電気屋さんとか雑貨屋さんとか行くともう楽しい楽しい。

 食器とかね、枕カバーとかね、書棚とか、ハンガーラックとか、もう見れば見るだけ気になっちゃう。

 昔、nissenってカタログあったよね、知りません?

 前半が家具で後半が衣料品だったんだけど、あのカタログ雑誌は大好きでした。


 そこに足して間取り図ですよ。

 なんか、新しいマンションのチラシとかたまにポストに入ってるじゃない。

 ネット検索で好きなのを見てもいいんだけど、あれは金額が一緒に見れちゃうからね、現実に引き戻されるのが早いので、無差別ばらまき作戦のチラシのが好きです。

 まず好みの部屋数を探しだして、広角レンズで撮ったいかにも広そうに見える素敵な部屋のお写真と照らし合わせるんです。

 んで、間取り図をまじまじと眺めながら「わたしだったらここにこれ置くなー」とか、「こっちが寝室でー、こっちが子ども部屋でー、」とか、「台所の導線が悪い」とか「バルコニーの広さが気になる」とか、住むわけでもないのに間取り図一枚で果てしない妄想を繰り広げるわけです。

 将来ばばあになったら縁側で猫と昼寝が最終的な理想ですね。

 120歳くらいまで生きて、周りに「一体いつになったら死ぬんだ迷惑な」って思われてから死にたい。

 っていう謎の人生設計まで間取り図一枚から繰り広げます。

 

 デザイナーズ家具とかも一時期よく見ていて、ル・コルヴィジェのシングルソファが欲しかったんだけど、ある時ちょっとしたお金持ちな方のお宅に招待していただいたときにね、そのわたしの欲しかったソファがベランダで雨ざらしになって錆び付いているのを発見してしまって、「それ本物じゃね!? 磨くからそれくれよう!! わたし、大事にするよう!!」って、思わず口走りそうになりました。

 言わなかったけどね、失礼だから。

 そんな感じで、実際に実用可能なものから、160万するベッドとか、使う使わないに関わらず見て「欲しいなー」って思うのが好きなんですよ。

 懲りすぎて床材の種類を調べたりとか椅子の構造を調べたりとかしてました。

 作るわけでもないのにね。


 家具家財観賞は、もしかしたら小説を書くのと同レベルでわたしに欠かせない趣味かもしれません。

 ああ、照明器具について語れなかった。

 長くなるからもういいや。

 次に回そう。


 次はうちの近所の可愛い野良猫親子だよ!

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