「ヒカエロォオォオォ」

わき目もふらずに走るが、

「ヒカエロォオォオォ」

声が一向に遠退く気がしない。

「ヒカエロォオォオォ　ヤメロォォオオオオォ　ヒカエロォオォオォ　ヤメロォォオオオオォ　ヒカエロォオォオォ　ヤメロォォオオオオォ　ヒカエロォオォオォ　ヤメロォォオオオオォ」

「お前は何処の殿様のつもりなんだよぉぉオォ⁉何を止めろってンダァァアあああ！」

絶叫を絶叫で返す。

病院内を駆ける。

不思議な事に、医師や看護師に全く遭わない。

患者の気配も無い。

何でだ？何でだよ！

「ハシレハシレ　ニゲロニゲロ　ヤメロォォオオオオォ　ヒカエロォオォオォ　ヤメロォォオオオオォ　ヒカエロォオォオォ　ヤメロォォオオオオォ　ヒカエロォオォオォ　ヤメロォォオオオオォォォオオォオオオオォオオオ！」

にげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる逃げる逃げる逃げるニゲル逃げる逃げるニゲル逃げる逃げる逃げるにげるにげる………………