助けてもらった女性との話

@tomonori0426

第1話紹介

まずは自分と女性の紹介から始めたいと思います


自分

バツイチ


女性

本業はショップ店員

バイトでgirls barの店員


ちなみに2018年からのお話です


何故こんな話を残しておきたかったのか



一言で言えば、元嫁の死が関係する


元嫁とは知り合って離婚するまで約13年一緒だった

別に憎しみあって別れたわけではない

別の理由で離婚した


いろいろ話しあったつもりでいた

全部知っているつもりだった

考えている事、言いたい事がわかっているつもりでいた


今年の6月2週目の日曜日

毎年6月2週目の日曜日は鎌倉で会う約束になっている

何故鎌倉なのか?

長男が生まれて2年後、赤ちゃんを授かったが死産だった

そのため毎年どんな事あっても必ず行っていた


昨年から来なくなった

あ〜そんなもんなんだなと思うだけだった


正直なところ、あまり自分的には会いたくない相手


息子から大きな手提げ袋をもらった

ただ一言

「お母さんから」

この時初めて元嫁がなく亡くなったのをむすこから知らされた

癌だった

自分と結婚していた時も乳癌を患った事があった

たまたま自分がしこりみたいな物を見つけて、心配になり、次の日に病院に行き初歩だったため軽くて済んだ

それからは半年に一度は検診だけは行くようにお願いしていたというか、年に2回一緒に検診に行くのが行事みたいになっていた

結婚していた間は・・・


忙しくて、検診行かなかったんだろうなぁ


元嫁から自分には病気の事は知らせない、亡くなったのも知らせない、亡くなったら、この手提げ袋を渡すように息子に頼んでいたらしい

中を見ると写真やら大きめな手帳やら大学ノート


なんだかその日は、何も考えられなかった

1年ぶりに会う息子にもなんとも思わなかった


息子との2人だけの参拝中も中が気になったが、あえて見なかった


家に帰って見てみた


懐かしい写真や子供に作ったであろうお弁当のイラストなんかもある


懐かしいなぁ

ちなみに写真は息子に返した


1番古い手帳から読み出した

自分と知り合ってからの事

遊んだ日

仕事のスケジュール

いろいろ書き綴っている

だが見やすい


元嫁は気持ちも書き込んでいた


感じたのは、自分が思っていた事と元嫁が考えていた事が、だいぶ違っていた事が読む事によってわかった


相手に伝えたい事って言葉に出しても伝わらない事あるんだと思った


正直、これを書いている今でも、思い出して胸が張り裂けそうになる


出会いがあれば必ず別れが訪れる・・・


まぁそんな事があり、いつか彼女がこれに気づいて自分が何を伝えたかったのか、自分と会って少しはいい思い出だったと思ってくれたらなと・・・


というか、自分彼女には会った時何かしら、アドバイスというかこうしたら?みたいな事言っていた

これは彼女と会うって決まったら必ずこれだけは言って帰ろうって決めていたから


気づいてくれていただろうか・・・


そんな彼女だが、病気になり下を向いていた自分に勇気と希望をくれて上を向いて歩けるようになり、感謝しかない


本当に彼女と知り合う前は絶望しかなかった

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