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  • 第1話への応援コメント

    能がなく、口ばかり達者なものたちが重宝されるのは、時代がそれを求めているからですね。

    スケールの大きな話になりますが、どういった人間が求められているかを考えた時、狩猟段階であれば、身体能力が優れている者。農耕段階だと、単調な作業を我慢してやり切れる者。今の時代なら、交渉能力が突出している者があげられます。
    つまり三次産業が盛んになった現在において、地味な仕事をコツコツやり切れる人材はあまり魅力的ではないのです。
    昔であれば一目置かれていた寡黙な職人も、現在では、ろくに人と会話も出来ない頑固者。挙句の果てには、発達障害に分類されかける始末。
    しかし現在活躍している交渉人であれ、江戸時代の村社会に生まれていたとしたら、長所を生かせず、理想ばかり語り、自分では何も生み出せぬろくでなしという評価を受けていた事でしょう。
     時代によって人の評価というのは、簡単に移り行くものです。
    ……ああ、書いていて私も虚しくなってきました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    時流というのはありますね。縁の下で支える存在というのはどうしてもスポットが当たらないものです。それしかできないんだからと、自分に言い聞かせてます。

    どうしたって世の中は不条理です。益を得るには、自分を変えるしかありませんね。