午前三時の小さな冒険-幸野曇Birthday記念-

 突然の事だった。

 2017年11月にミーバースのサービスが終了して、とある掲示板とミバ友が薦めていたうごメモに浮上するようになったのだが、それも来年4月に終了するとのこと。

 ミバ友とここが終わったらどこそこに移動しよう、と相談はしているものの、まだ半年もやっていないのでもっと楽しみたい。

 そこで、『夜が明ける前が起きてやる』という事を思い付いた。

 朝、母親に「いつ起きたの?」と言われた時は「忘れた」で誤魔化せばいい。私は元々そんな感じの性格なのですぐすぐ怪しまれたりはしないであろう。


 うごメモのついでに掲示板にも深夜浮上するようになった。

 最初は5時近くから始めたが、4時半、4時、3時半……と徐々に起床時間が早くなっていった。3時に起きると流石に日中眠かったので、満足するまで3DSを触った後は家族共用の寝室に戻って寝ることにした。これで睡眠時間はまあまあ確保できるであろう。この時を境に、私の活動時間は午前三時頃になった。ちょっぴりスリリングな楽しい事、いわば『午前三時の小さな冒険』だ。


 だが、うごメモのサービスが終了して数日後。今までで一番早い2時半に起きた私は、普通に眠かったので1時間程掲示板を見た後布団に戻った。その日にリビングの照明が点いている事に気付いた父親によって、私の小さな冒険は幕を閉じたのだった。



(そういえばこんな事もあったなぁ……2018年の誕生日前だからまだ10歳か。今月の同題異話ライナーノーツに投稿した応援コメントにも書いたけど、今となっては良い思い出だ)



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