7ページ目 潜入

 本を抱きしめた私は、ソファーに寝転がって 目をつむりそして唱えました。


 (今度こそ、助けるから)

 

「ラールム・イン・ストーラー」



▽ ▼ ▽



 私が目を覚ましたのは、真っ黒な街の中でした。


「無事入れたみたいですね」


 そこは、私が見てきた彼が日記の中で生活していた町だった。

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