第48話 繁華

「ウリウでしたか?『そうですよ……いやギギンです』」

話によると人知れず繁華していたという、

回答になるはずだが象形が否めない。

「どちらを向いてるんですか?」

策しているのか?この問題を備考にしなければならない、尤もたる事由にならないのだ。

もう一人の僕=筆者は夢、解答として、解答が出てしまったのだが、いや。

「長くなりますよ」

砂地の砂を払い、鍵がある門扉を表面に、「入室していいんですか?」

「気を付けて」

続けて、「あれしろこうしろとはいいません。『問題ですからね』」

といっておき、専一か。

「さぁ」

開け……多聞に夢であったことと鍵の持参は同じ事由。

それでは、冒険が問題であったとは。回答であるが、中立。

「行きましょう」

「回廊になってるんで、あっここで待ってて下さい。蝋燭、ライターを買って来ますんで」

――数分後

「寄り道したっしょ?」

義弟が問題になるからだ。人文のだが、しかし……ネタ振りをしていない、義弟が問題であるのか。

「深度の程度は『常軌を逸してる?』」

「心配いらず『はぁ……』」

「一体、なにが?」

少しばかりの高揚と自身への献辞。

携え、「回廊に気を付けて」

壁画はなかった。「段々でなく、上に上に階段がなってますね」

斜面がない。回廊か……。

「危ない」

蛇骨が尖っていた。「何度も?」

いやそうとしたら、この回廊はどこまで深度があるんだろう。

「幾度と同じです。境遇、異存、後者で言って下さい、御託なんですから」

「意味深。『なにをいってるんですか……いいですか?ロマンそのもの』」

置き換え、冒険をロマンに……「なんの情操もなく?」

進み、というより決まって情操というものはあるものだろうとはぐらかす意で家族を聞いたり。

「貴重品はしまって下さい」

とあからさまである。

「大分、進みましたね」

数分。「御託?『……故意、失礼』」

中軸か進み……。

付いて行き。「音が聞こえません」

「本当だ……半音というんでしょうか和音の」

「聞こえましたか……不問ですが」

半音なものの

いや中軸は冒頭か冒険は中間。

中軸なのだ。

「あっ、あぁっ。尼が『……』」

人のこといえるのか雌雄同体だったらどうする気だ。

へきへきするよ。代わってくれることでもない。

自分がな。「まっ、まぁ……私にも名分がありますから」

「さて、密度ですか密度が高いから呼吸ができない」

「確かに苦しく」

「まだ続くんですか……」

申し訳ないが、嫌なんだ。どこからこの感情は?いやけったいな。

「まるで投影、行く末……『あぁ、自分達のっすか』」

天ほど空気圧低いっていうのにそれを地下で?

「しがた、遠い、『あぁ』」

繁華が。

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