ユーフォリアマン

@eian

一話

アルマーニ上下にボングのっけたらユーフォリアマンの完成。きっと、たかしくんもこの造物には嬉しさのあまりにふだんの暴虐っぷりからは想像もつかないような破顔を示してしまうであろう。たかしはすこしだけナチズムが入っていたのだが美大に入って四日目、先輩に誘われ入ったヤサでの乱交パーティで限りなく透明に近く観察できないほどにそれらはなくなった、そのためである。つまりはサイケデリクスファナティク。ユーフォリアマンの話しに戻ろう、たかしはそっちの世界のものだが、彼女は(おっとマンがつくからと言って男とするなよ、多様性の時代だぜ)この世界のものだ。わかりやすくゆびさしたろ、そっち、こっち。風貌から見てわかるようにそっちじゃありえねえだろ、その実現が。でもなあ、そんなに作りは変わらないんだ。なんせアルマーニもあるしボングもある。ユーフォリア的な概念もある。論理的に破綻した部分は確かにあるが、漫画とかラノベ読んでるやつは慣れてるだろ、好きだろ、そういうの。ユーフォリアマンはネタはすこしはそのポッケにいれてあるが利用者はたいてい自分でもってくる、採るか作るか買うか、もしくは、かだ。無心する馬鹿もいるが。その馬鹿は肛門にボングをつっこもうとしたので性器の竿のみもがれて、ドライオーガズムのメスになった。今日もそいつは切り株にてごろなディルドをさして腰を落としてはあげを繰り返し、叫んでいる。ユーフォリア、ユーフォリア、私の処女を奪ったあの女、ゆるさない、あの女のヴァージンも奪ってやる。音量に注意、イヤホンしたら詳しく聞こえるぜ。スクリーンに映ってるだろ、よかったらこれの絵でもかいて教えてくれよ。ああ、タバコがきれたな。明日に回そう。次回は彼女の話だ。

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