同じプロットから小説を書く企画に参加の本作。いろいろな作品が公開されていますが、その中でも重厚さと濃密さでトップグループにあると思います。内容は重厚で濃密ですが、決して重くならない文体は作者様の持ち味なのでしょう。さらっと読めるのに濃厚、という不思議な味わいに仕上がっています。夢と希望にあふれるラストも必見です。