第28話 エピローグ

男は回顧から現実に帰る。

銀色の腕時計に目をやった。時刻は午前5時10分を差している。


「全てが懐かしい。」

男は白い息を吐きながらポツリ、呟く。


空が少し白んできた。

その光景はまるで男のこれからを示しているように思われる。


男はコートのポケットに手を入れると、駅に向けて歩き出した。

その後、男がどうなったかのは誰にも分からなかった。

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