第10話 児童養護施設
職員の案内で部屋に通される。通常2人部屋だそうだが少年が入所する事で奇数人数になる為、少年は個室になった。6畳程度の部屋だ。
施設内には寝起きをする居室の他に、食事を食べる際に使用する共用のダイニングキッチンや大浴場、洗面所が完備されている。
一保と違いその施設が置かれている校区の学校に日中は通い、生活の場として施設を使用するという形態がどうやら児童養護施設というものらしい。
少年が入所した施設は総収容人数50名、男子宿舎30名の中規模施設だった。
少年が入所した日は日中なので施設内には誰もいない。静かな環境だ。
15時を過ぎたころに小学生たちが帰宅してきた。
「おお!新しい人かあ」小学生達は慣れた様子だ。どうやら新しい入所者など日常茶飯事のようらしい。
夕方になると中学生と高校生が続々帰ってくる。やはり彼らも慣れた様子だ。
夕食の前に自己紹介をするよう職員に言われた。少年はすっくと立つ。周囲の視線が集まる。
「今日から入所いたします。よろしくお願いいたします。」短い挨拶を済ませる。
少年の新たな生活が幕を開けた。
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