第54話(6話) 般若真拳 炎舞

…日本 出島…




あれから数ヶ月が立ち、俺は日本たどり着いた。






「へい、いらっしゃい。お兄さんみた感じ日本人じゃなさそうだね。」




「あぁ、そうだ。」






「お兄さん、気をつけた方がいいですぜ。なんせ、ここらは鬼がいるんで…」










「鬼…」










「この先の山にいる。お坊さんに話を聞いてみな。」








この先の山にいるお坊さんのもとへ向かった。












…山の道沿いに立つ寺…






嫌な雰囲気がただよう。






階段を上がり、お坊さんがいる本堂に向かった。








本堂の襖をあけるとお坊さんの首筋を食らっている鬼がいた。








鬼はこちらの気配に気づいたのか。こちらに振り向いた。










「今日はたくさんの獲物がくるな~」




と言い襲いかかってきた。




避けながら、師匠が言った言葉を思い出した。




「呼吸を整えて、全身に空気を渡らせれば…やれる。」






鬼が「もらった」と言った瞬間。政の拳から炎が沸き上がった。






「般若真拳はんにゃしんけん 炎舞えんぶ」






鬼の顔を右ストレートでいれた。




続く

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