第52話(4話) 波
…謎の高台…
「ほうほう、なかなか面白い書物だ。おっと、これは失礼!さぁ、今日もみようか?」
水晶玉を取り出した。
…上海 山中 寺…
山の中に寺があるのを知り、奏と共に向かった。
寺の門を開けて、誰かがいるか呼ぶと後ろから
「何か用かのぉ~お前さん?」
と不気味な声で頭が剥げた白衣を来たお坊さんが話しかけてきた。
「うわぁ…なんだこの人?」
「もう、何やってんの?覇上徳はじょうとく」
「おや、やはりお前さんじゃったか。要」
「いや、要じゃなくて奏。」
「おぉ、そうじゃった。そうじゃった。まぁまぁ、中に入りなさい。」
そう言って、寺に入った。
その後、覇上徳にこれまであったことを話した。
「ほうほう、そうじゃったか。それでお前さんはわしの弟子になりたいと…?
「はい」
「そうか、奏がいうなら仕方がない。今日は休め。明日からやっていく。」
そういい今日は寝た。
…翌日…
「おい、起きろよ。」
目を覚ますとそこには覇上徳がいた。
「着替えて支度せい。」
言われるがままに支度を済ませ覇上徳と共に向かったのは滝だった。
「お前には我流派を継承する前に波を体に身に付けてもらう。」
「波?」
「そうじゃ。人間の活動源は呼吸じゃ。呼吸をし、体の隅々に酸素を送ることで人間は活動できる。呼吸と肉体を柔らかくすることにより、木の一本破壊することだって可能じゃ。見とけよ」
周辺にある木を拳で思いきり砕いた。
「やべぇ~なんだこの人。」
続く
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