第21話 水ノ型の使い手

…銀閣寺西橋…



「これを使うしかないか」



胸元からとある一枚の札を取り出した。


その札には印と書かれていた。



「その札で何をしようという?」


「決まっているじゃろ。こうするんじゃよ」



次の瞬間、札を陽葉にはり、呪文みたいなのを唱え始めた。



「そんな程度で…」


と言い、足元から攻撃をしだした。




「水ノ型 水龍舞」



鯉が滝を昇るように刀を下から上に振った。



「な、何?」



牛鬼は避けることができずにそのまま刀を受けた。





「言い忘れてました!私、あなたの精神操作はうけていません。私、効かないので。行きましょ!大山さん」




と言いその場を立ち去った。




続く






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