第6話 三女のお迎え

三女のエヴァはフィギュアスケートを習っており、ジャスティンは時間が合えば積極的に送り迎えしている。


今日も予定が合ったのでお迎えに来た。

小さくなってから車の運転は自粛しているのでエヴァと一緒にバスで帰る。


「パパ、お待たせ! 帰ろう!」


エヴァは可愛い。もちろんマリアとローラも可愛い。うちの子たちは天使に違いない。


エヴァと手を繋いで歩いていると、自分たちの姿がショーウィンドウに反射して見えた。


── 父ではなく弟のように見えて凹む。しかし落ち込んではいられない、エヴァと過ごす時間はプライスレスだ。



「そう、今日はジャンプが上手に出来たんだね。エヴァの努力が身を結んだんだよ」

「えへへ、頑張ったんだよ」


バスで隣同士に座ってゆったりとした時間を楽しむ。たまにはバスもいいものだ。

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