「みんなに心配をかけてすまないね。身体が若返った以外は今まで通りの私だよ。体の方も医師団が現在の医療で治してくれるよ。それまでは、この姿で迷惑をかけるね」

「迷惑なんかじゃないわ。……命に関わる病気じゃなくてよかった」

「エリー、ありがとう。愛しているよ」

「ちょっと違和感があるけど、いつも通りのパパね」

14歳の長女マリア。

「うん、パパはパパね」

12歳の次女ローラ。

「パパ！　私より小さくて可愛い！」

9歳の三女エヴァ。

はしゃぐエヴァの言葉が胸を刺す。

「今日はみんなに学校を休ませてしまってすまない。私も明日は通常通りに執務だ。3人ともちゃんと学校に行くんだよ。学校でいろいろ聞かれると思うが、人に感染しないことと見た目以外は異常がないことを伝えておくれ」

話していることは偉そうだが、私はずっと妻のお膝の上だ。とほほ。

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