ログインボーナス18日目 うなじ

 朝起きて昨日貰ったログインボーナスのたわしが目に入る。

 箱から取り出しておらず、そのまま机の上に置きっぱなしだ。

 今日はボーナスの前に起きれたので朝食の支度をする。

 味噌汁を作り終えたタイミングでインターフォンが鳴った。


「おはようございます。今日のログインボーナスはうなじです」


 配達員さんはそう言うと、後ろを向き髪をかき上げ右目でこちらを向く。

 白い髪、少し紅潮した白い肌、こちらを見つめる赤い瞳。

 それらが、みだりがわしい雰囲気を作り出す。


「どうすれば?」

「視姦するだけじゃなくて、触れたり舐めたりしてもいいんですよ」

「えっ?」

「冗談です」


 配達員さんはフフッと笑いウインクして帰って行った。


 配達員さんが去っても、俺の胸はいまだに脈打っていた。

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