第3話
次の日、生徒の話題は昨日の戦いの話で持ちきりだった。
「いやーあの戦いやばかったよな。レグルス手も足も出てなかったじゃん」
「最後のどうやったんだろうね。レグルスの攻撃が自分に当たってたよ」
「そういや今日からだっけ?強化期間。」
「そうそう今年はカルラ島らしいよ。」
「あの火山で有名な?自殺行為じゃん」
強化期間は覇杖祭に参加する選手強化の為に行われる。毎年違う場所で行われるが、今年のカルラ島は火山活動が今も続いており、見渡す限り岩という鬼ヶ島みたいなところ。龍が生息しており、近づくとブレスで返り討ちにされる。
その頃学長室には選手十名が二名集まっていた。教師のヘラ・マクラーレン第五階梯術師とブレイン・ソー第七階梯術師の二人もおり、引率するようだ。二人とも若手の優秀な神杖術師だ。
「これより移動魔法陣を起動する。皆集まるように」
床に魔法陣が浮かび上がり、皆その上に乗る。
「皆、準備は良いか?では気をつけて訓練してくるのだ」
魔法陣の輝きが生徒と教師を呑み込む。やがて光がおさまった時には学長を除いた全然が部屋から消えていた。無事に移動できたようだ。
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