夜の詩

浮かんだイメージ

人生のテーマ...

私の人生は基本的に湿っている。 雨に濡れた文庫本のような匂い。 夜の色はすごく濃い紫色。 背中を丸めた痩せた青年が夜の街を足早に歩いている。 ズボンのポケットに両手を入れて顎と突き出して歩いている。スニーカーが湿ったアスファルトと擦れる音。 地下のお店に入って死ぬほどお酒を飲む。 味なんか分からないし一緒に飲む仲間もいない。 ナッツを頬張る。 ウイスキーを飲む。 部屋に置いてきた帽子のことを考えているような顔をする... そんな人生。