朝の詩
@usbsjxbsin
朝思ったこと
私はいったいどうしてしまったのだろう?物語に親しみが起きない。親密であったはずの朝も何も私を慰めてはくれない。目覚めの時感じるのは悲しい夢の名残りだけ。
青い朝に飲み込まれて私は色をなくしていく。青い。空の一番青いところに染まっていく。心から寒いと思った。太陽の光を求めて日向に出た。鳥が鳴いて、虫は新しい仕事に寄りかかっている。私はスープを飲んでじっとそれらの気配を感じている。でも私はそこにはいない。
さて、私はどれほど遠くに私を置いてきてしまったのか、見当もつかない。ただ、今私は空っぽで、何を支えに立っているのかわからない。そして歩きだすことができない。私はもう何事にも作用されず、私の何にも作用しない。関係がなくなってしまった。どこから、空っぽの私のどこからこの思いは出てくるのか、にじみ出ているのか。ただ、苦しい。ない足を踏ん張って止まろうとしている幽霊のような気分だ。
朝の詩 @usbsjxbsin
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。朝の詩の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます