第10話そして出会いと成長

離婚をし、友達からの誘いもあり、生命保険の仕事に着き、頑張るも途中で成果が出せず、あえなく断念。そんな中で、1人の男性と出会いました。子供から、『お母さん、僕、お父さん欲しい、お父さん作って!』と言われ、この子から父親を無くしてしまったのは、自分の責任と思い、子供にお父さんを作ってあげたい、そんな思いから、手当たり次第、探そうとして、ソーシャルゲームのアバターで知り合った人や、自分が出先で見かけたお店の店員など、声をかけては、ダメになりを繰り返して、ある時、ようやくお付き合いした方がいたのですが、何故か、病気で入院になってと疎遠になった方が2人程。当時、縁結びで有名なお寺の住職に、握手をしてもらい、それも良い縁が出てるからと2度していただき、縁固めまでしていただいた後の事で、2人目と疎遠になった直後、1度は友達として話をしていた方に、お付き合いする人が出来たからと断った人が、突然、連絡をくれたのです。そして、疎遠になった事で悩んでいた私の相談に乗ってくれ、会う事なりました。アバターでしか知らない人だったので、写メを撮って送って欲しいとお願いしたところ、インテリ風のブサイク顔写真を1枚。友達くらいなら良いかなと、いつもなら、なんか変な感じと思うと断る私が、そんな風に思い、会うことにしたのです。それが縁でもあり、運命の人でした。

会ってみると、写真とは打って変わって、同じ顔のはずなのに、イケメン!嘘でしょ!?と、思わず呟いてしまったほど。送られてきたのとは、髪色も髪型も変わっていて、眼鏡もかけておらず、どこをどう見ても、違う人?という感じでしたが、話すうちに、意気投合、お互いに好意から好きに変わりました。以来、10年の月日が流れ、彼との付き合いで沢山の事を学び、教えてもらう事も多々あり、何より、私の事、子供の事を、とても大事に考え、向き合って、応えてくれる方です。私が幼過ぎた事もあって、なかなか、結婚したくてもそこまでいかない彼もいて、お互いに結婚はしたい、けど、私が成長するのを待つかのように、きっと彼自身も成長が必要だったのでしょう、いろいろすったもんだは沢山ありましたが、前に進もうと努力するうちに、ふとした疑問にぶち当たります。いくら仕事をしても、こなせない自分がいるのです。出来ないことに苦しみ、子供が発達障害を抱えている事がわかった時から、かかっていた心療内科で、検査を受ける事にしました。子供の自閉症スペクトラムと注意欠陥多動性障害が見つかったのは、小学校二年生の終わり頃でした。その時に、自分の事も、高校で調べたものだけなのかと疑えば良かったのでしょう、気づいた時には、子供は小学校6年生でした。改めて最新の検査は方法で判ったのは、軽度知的障害と注意欠陥多動性障害でした。

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