身から出るミームは機械に巡る応報

作者 @dekai3

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  • 時折青く灯る部屋の奥でへのコメント

    こんばんは、辰井です。昨年は「辰井講評窓口3」にご参加くださりありがとうございました。講評が大変遅くなってしまい申し訳ありません。こちらに講評を書きます。

    マスターの命を守るアンドロイドの話。思ってたのと全然違う話だったー‼ というのが率直な感想です。どうもきなくさい感じと、彼女がマスターのことを大事に思っているらしいことと、彼女の前歴から、てっきり、少し例は古いですが『アジョシ』とか『イコライザー』とかそういう「過去に特殊な訓練を積んで滅茶苦茶強い人間が現在では「普通に」暮らしているところ大事な存在がピンチになり過去の力を発揮する」系の話だと思いながら読んでいました。そして、実際そういう描写はあるのですが、それよりはむしろ謎が明かされていくに従ってどんどん怖くなっていくホラーという印象で、かなり変わったバランスだなと思いつつ大変面白かったです。

    設定の出し方と伏線の張り方が非常に丁寧でした。風俗で働いているアンドロイド(しかも現在の環境に慣れている)の一人称視点というかなり読者を入り込ませる難易度が高いことをなさっているのですが、物語を進める手つきが丁寧なので割とすぐに入り込むことができました。軍用手票のところで、“私には出来ない”とあるので「なんで?」となるのですが、そのおかげもあって彼女の前歴に滑らかに繋がるのでうまいなあと思いながら読みました。

    そのあたりでいくと、前半のそれ単体で終わる話かのように思われた、“経験値の浅いアンドロイドはそういったぞんざいな扱いでも経験として蓄積していく為、後で高級娼館のやり方を教え込んでも根底の部分で雑な対応をしてしまう”という設定が全体を読むとすごく効いていて、彼女がマスターにああいうことをするのも、それはそういうことなのだという深みがありました。もちろん“ざまあ”的な感情は湧くのですけど、少し悲しさも混じります。だって、人間もそうですから。

    細かい所ですけど半角カタカナの音の感じがよかったので、今度パクろうと思います。面白かったです! 読ませて下さりありがとうございました。

    作者からの返信

    講評ありがとうございます!
    経験値の部分が全体に効いていると褒めて貰えて滅茶苦茶うれしいです!

    2022年3月5日 23:59

  • 時折青く灯る部屋の奥でへのコメント

    ヒェ