5日目 あの日見た夢

どこまでも自由に飛んでいく鳥になりたかった


あの頃は知らなかったんだ


どこまでも広がる青空を羽を広げて飛ぶ鳥の孤独も痛みも


見上げるしかない僕を置き去りに


どこまでも飛んでいく


一緒に行きたかったけど僕の体は重すぎて


もし叶うなら一緒に行きたかったけど


きっと連れて行ってはくれないんだ


君たちと僕とじゃ住む世界が違うから


優しい風に煽られて揺れる


白い体が眩しくて目を細めた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る