自分で自分にダメ出しします!
私の初めての長編小説「勇者になりきれ!」。
第1話の日付を見ると、2018年3月28日とあります。
これを書いているのは、2019年10月18日ですから、1年と7ヶ月近く。
よくぞこんなに続いたものです。
ですがこの間に私の文章力、描写力、構成力も成長したことで。序盤に大きな問題点があるのでは?と思えるようになってきました。
説明がやたら多い。もともとは自作PBWの原作小説として書き始めたものなので独特な世界観の説明を丁寧に心がけたところ、ご覧のありさまです。
でも考えると、メディアミックスしている小説の全てが最初から丁寧な解説付きでは無かったような気もします。説明不要でスルッと入ってきたのでは?
これはイーノが長年どっぷり浸かってきた、
世界観説明から入るドラクエなんて、今までありましたか?
多くのPBWは、とにもかくにも「話のテンポ」が悪すぎで。せっかくプレイヤーが興味を持った展開の続きが、1年以上先に延期なんて日常茶飯事。これじゃ誰だって、メインストーリーへの興味を失います。
拙作「勇者になりきれ!」に話を戻すと。序盤の問題点として、主人公の本格的な出番が遅いのが挙げられます。「勇者の落日」はストーリー上避けて通れない重要な出来事ですが、それにひとつの章を割くのはやり過ぎでした。
それと、まだ主人公の魅力を十分に引き出しきれていない感もあります。
自分のことですから、何となく分かりますが。イーノの魅力って、自分の心配をしなきゃならんときに他人を思いやってしまう「甘さ」にあると思います。現在無職のくせに世界を救おうとする、おバカさん。
でも、リーダーには大きな「欠点」があった方がいいんです。MP社の社長ビッグがあんな性格でも周囲から支えられてる理由は、そこにある。周囲が放っておかないんです。ある意味、イーノもそれに巻き込まれてしまった。迷惑な話ですが。
欠点=魅力。これを小説のテーマとして、丁寧に描いていこうと思います。それはきっと「人様に迷惑をかけるな」と育てられた日本人や、日本社会で爪弾き者にされがちな発達障害の人たちへの「生きる希望」になる。よし、これだ!
魅力って普通、人の心を惹きつけるような「素晴らしいもの」と思われがちです。でもそれが、多くの人を「自分には魅力が無い」と苦しめる呪いになっているのかもしれません。
文法とかにも少し、触れましょうか。
読みやすい文章にすることは常に心がけています。一つの文にあまり句読点を入れ過ぎないように、改行もこまめに。
誤字脱字は元から少ない方です。今まで工場や物流センターで検品の仕事とか、他にはゲームソフトのデバッグとかの「間違い探し」ばかりやってきたもので。同じ表現の繰り返しも、読み直して回避します。
でも、多少読みづらくても圧倒的に描写力があったり、面白い人はいるので。そこは大きな決め手にはならない気がします。
だいたい、以上です。
私は「ウェルスダイナミクス」でいうと、詳細にこだわる「スチール」周波数の持ち主。スチールの中でも特に分析力に優れた「ロード」プロファイルだからこそ、自分で自分にダメ出しできるのかな。そうも思えます。
ビッグ社長は、たぶん立ち上げに秀でた「ダイナモ」か、エネルギッシュな「ブレイズ」が強い正反対のタイプでしょうから。自分の足元なんか、見えてないと思います。
だから、あなたが私と同じことをできなくても、全く気にしないでいいんです。
RPGの職業と同じように、人はひとりひとり違います。
ウェルスダイナミクスについての詳細はここで説明しませんが、興味のある方は検索してみてください。あなたが小説を書く人なら、キャラクター造形の参考にきっとお役に立つと思います。
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