お隣りのJKさんと料理下手くされ大学生のお裾分け晩御飯

冨田秀一

000 プロローグ

人生において、絶対的な幸せとは何か…仕事で成功して金を稼ぐこと?いや、違う。可愛い女と寝ること?いや、違う。天と地がひっくり返っても変わらない幸せ…それは美味しい料理を食べることである。


これは料理下手の大学生が、料理人を目指す女子高生と出会い、料理の腕を上げて絶対的な幸せを手にする物語である。



大学の後輩の証言



「先輩に、手料理を食わしてやるって言われて部屋にいったんですけどね…。」


「まさかブタのえさが出てくるとは思わなかったですね。」




姉の証言



「なんか夜中に”ガンッ、ガンッ、ガンッ”ってすごい音が聞こえてきたんですよ。」


「近くで工事でもしてんのかなって思ったら、弟が台所で料理を始めた音でした。」




母の証言



「あの子が料理をすると…いつも何か異物が混入しています。」




親友の証言



「基本的に、食べれないレベルのまずいものを生み出します。とりあえず食材に謝ってもらいたいですね。」


「あっ、でも…最近、部屋の隣にかわいいJKが引っ越してきたかなんかで、それからちょっとはましになったらしいですよ。」


「まぁ、それでも彼の手料理は食べたくないですけどねー(笑)」

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