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  • 3話目への応援コメント

    鄙びた海辺の田舎町を訪れた主人公の、ひと夏の出来事。そんなシチュエーションがとても好きなので、興味深く読みました。だからなのか、主人公と陽子の心暖まる交流を堪能していて、物語の大きな流れにまったく思い至りませんでした。読了して、少ししんみりするような、でも明るい前向きなラストに、さわやかな印象が残りました。とてもよかったです。

    作者からの返信

    海辺の町独特の雰囲気や、夏らしさを出せるよう頑張って描写しましたが、お伝えできていたでしょうか。
    この作品は、あらすじの定められた自主企画を元にしています。なのでそれに沿ってシチュエーションなども決まりましたが、あらすじの自由度も高かったので、主人公や陽子の背景なども色々と練ってみました。
    ちょっと悲しい展開にしてしまったかなと思ったのですが、さわやかな印象になっていたなら良かったです。
    お読み下さり、ありがとうございました!


  • 編集済

    3話目への応援コメント

    はじめまして。企画から来ました。

    出会いのシーンが拙作と似ていて「うわ、しまった!」と思いました。
    決して真似したわけではありませんが、すみません。

    文章のリズムがよくて読みやすかったです。
    おじいちゃんはきっと、陽子に泳ぎを教えたことも悔やんでいたんだろうな、と思うと切ないですね。それで海に行くこと自体を禁止して、すれ違ってしまったなんて。
    お墓のシーンで「おかあさん、知ってたなら教えてあげて-」と思ってしまいました。

    ちょっと気になったのは、秘密の場所のシーンです。
    陽子が秘密の場所に海斗を連れて行った理由や、海斗が海に飛び込んだ理由に疑問が残りました。わざわざ怖いことしなくても……と。

    コンビニや梅ジュースの使い方はとても参考になりました。
    のどかな雰囲気も、好みはわかれるようですが、私はよかったと思います。
    素敵なお話をありがとうございました。


    追記
    温かいお言葉、ありがとうございます。
    私は心の狭い人間なので、あれだけ似ていると逆の立場だったらちょっと嫌かなーと思ったので。
    拙作にご感想と★評価くださり、ありがとうございます。嬉しかったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    出会いのシーン、全然気にしていませんよ。むしろ気にかけていただいて、こちらこそすみません。
    同じあらすじで書く企画ですから、似てしまいますよね。この企画に限らず、創作物に溢れかえっているこの世の中で、全くなにものにも似ていない作品を書くというのは厳しいんじゃないかなーと常々思っています。

    やっぱりどうしたって、後に残される人は後悔せずにはいられないだろうなあと思うので。おじいちゃんの口から直接そのことを語るようなシーンは入れていませんが、やりきれなさが伝わるように書けていたでしょうか。
    この話、周囲が海斗にしっかり言うこと言っていればな……と思うばかりなのですが、そこは、案外当事者たちは物事が見えてないということで。

    秘密の場所のシーンは、過去を乗り越えたい(乗り越えさせたい)と思ったゆえの行動のつもりで書いたのですが、ちょっと唐突でしたかね?
    正直、ゆあん様のあらすじに引っ張られて書いたシーンなので、もっと説得力のあるシーンに書ければよかったなあと反省です。

    素敵なお話と言っていただけて嬉しいです。
    読んでいただき、ありがとうございました!

  • 3話目への応援コメント

     ラストよりも、むしろお墓のシーンが秀逸! ぐっときちゃいましたよ〜お!

     そうか、そういうわけでしたか?
     やっぱり私は、おじいちゃんが海斗くんを海に連れていってあげなかったのが、許せません!
     でも、おじいちゃんの事情は、よくわかりました。

     優しくて柔らかい文章の、ちょっと切ない物語でした♡
     お見事です☆

    作者からの返信

    3話分にコメントありがとうございます!

    ラストよりお墓のくだりの方がピークになってしまったかな~と思うところもあるのですが。自分でもお墓のシーンは気に入っていますし、ぐっときたと言っていただけて光栄です。

    おじいちゃんが海斗を海に連れて行かずに(半ば無理やり)保護しようとしたことは、やっぱり疑問を持つ方もいるだろうなと思います。事情があるとはいえ、押しつけがましいところもあるので。

    お見事とのお言葉、とても嬉しいです。
    読んでいただき、ありがとうございました!

  • 2話目への応援コメント

     過保護なのは、どうかと思いますね〜。『危ないから、やらせない』ではなく、『危ないなら、保護者同伴で』ということにならないといけない。

     でも、いきなり1人で泳ぐのは、ちょっと危険な行為だったかもしれませんね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    過保護にしすぎたゆえに、一人で泳ぐという危険行為に及んでしまいましたからね、海斗。
    大人の責任でしっかり守るということに、結果的にじいちゃんは失敗したようです。

  • 1話目への応援コメント

     見るからに溺れてもない人を、何故必死に助けようとしたのでしょう?

    👦「おい!」
    👧「……はい?」
    👦「大丈夫か」
    👧「大丈夫ですけど」
    👦「えっと、こんなとこで泳いでて、平気なのかって」
    👧「遊泳エリアですし。足、付きますし」
    👦「いや、でも周りに人いないし」
    👧「小さな子供づればかりだからじゃないかな。みんな浅いところで遊んでる」
    👦「あ、じゃあ。危なくないならいいです。それじゃ」

     なんか、2人の会話がコントみたい♪

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    海斗は海に対して恐怖心があるので、必要以上に警戒してしまったようです。ご指摘いただいて見直してみると、なかなか突っ走ってますね、海斗……。


  • 編集済

    3話目への応援コメント

    こんにちは。

    海斗よりもヒドいことを言ってしまった思い出が、わたしにはあります。
    陽子のように救ってくれる人物(?)が、まだ現れていないのが残念です。

    さすがのご指摘をみなさんがされているので、わたしから出来ることはヘンな感想を漏らすことしか……。

    たしかに3話までは少しもどかしい感じがしました。
    感情移入をさせて伏線を張って、という作業のために仕方ないのですが、そこでゆあんさんがおっしゃるようなテクを使うとテンポ向上、字数節約(?)になるのかもと思いました。
    あるいは、複線以外に何かちょっと異常な状況をはっきり匂わせるとか。

    謎解きに入っていく前までは、海斗のおじいちゃんと陽子が知り合いだと面白いよね、と思って読んでいましたので、結末に満足してしまったわたしです!(エラそう笑)。

    ストレートで普遍的なテーマを、作者さまの個性を素直に出されてお書きになった作品と思います。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    つい言ってしまったことややってしまったことが、いつまでたっても頭から離れないのって気が重くなりますよね。なにかしら救いがあればいいのですが。

    本当に、導入に時間をかけてしまうのが私の悪いところでして。キスという指定があったので、そこまでの気持ちになるには、それなりの時間とエピソードが必要じゃないか?と考えてしまうんですよね。
    匂わせも匙加減が難しくて……はっきり匂わせてしまうのもいっそアリかもしれませんね!

    結末にご満足いただけて良かったです。

    ひねったお話は、自分には難しいかなと最近思い始めたので、ストレートでも自分なりの文章や表現で物語を描ければいいかなと思っています。

    読んでいただき、ありがとうございました!

  • 3話目への応援コメント

    企画から参りました。

    子供の頃に禁止されていたことがいつまで経っても苦手ということ、ありますよね…。

    陽子の正体を薄々察したのに、そこには言及せずに墓参りをした件だけ陽子に告げる海斗が素敵でした。

    陽子と祖父の間には本当に強い想いがあったのだろうと思うと、祖父の妻に想いを馳せてしまいます。娘が知っているくらいなので、祖父は陽子への想いを胸に秘めてはおかなかったのでしょう。それを丸ごと包み込むような大きな愛を持った女性を想像しています。

    柄にもなく感動いたしました。ありがとうございました!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    子どもの頃の経験って、根深いですよね。本人だけでなく、周りもいつまでも覚えていたりするので、このお話では、そこがすれ違いのもとになってしまいました。

    海斗が陽子の正体を、すぐ本人に突きつけられなかったのは、それを告げたら陽子が消えてしまうのではという恐れもあったのだと思います。

    祖父の妻、海斗のばあちゃんについて。
    私もラストに向かって書きながら、「これ、ばあちゃんの立場がないんじゃ……!」と複雑に思いました。けれど、そのことについては物語中でわざわざフォローを入れるものでもないだろうし、また別の物語ということで。
    祖母の大きな愛で、祖父の傷が少しでも癒えていたら。祖父母の間にそんな物語があったら素敵だなあと、ふづき様のコメントからそんなことを想像してしまいました。

    感動したと言っていただけて光栄です!

    読んでいただき、ありがとうございました!

  • 3話目への応援コメント

    うわあ、泣いちゃいましたよ、もう(T_T)

    序盤の水着のくだりで、お話の雰囲気からいっても、そうなんだろうなーと感じたのですけど。梅ジュースの使い方もいいですね。伏線がちょっとずつ散りばめられてて、こういうの大好きです。怒涛の回収もお見事でした。

    好みの文章ということもあって、皆さんがいうようなスローさは私は感じませんでした。むしろ終盤盛り上がったって感じで。こういうふうに感じる人もいるってことで~。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    おおお、泣いていただけましたか……。
    奈月さまのお心に訴えるものが書けていたのなら嬉しいです。

    水着のくだり、わかりやすすぎかなーとも思ったのですが。なんにも匂わせずにオチまで行ってしまったら唐突すぎるよなーと思って、あまり秘密にこだわりすぎずに書いてしまいました。伏線を張るのが苦手なのですが、楽しんでいただけたなら良かったです。

    好みの文章と言っていただけて嬉しいです!
    好みの文章でつづられた小説を見つけた時、すいすい読めるのって嬉しいですから、自分もそういう文章が書けたらいいなと思っているので。

    読んでいただき、ありがとうございました!

  • 2話目への応援コメント

    大事に思っているのにすれ違ってしまった痛みが伝わってきます。

    文章のリズムがすごくいいですね。会話と地の文のバランスとか、すごく好みです。

  • 3話目への応援コメント

    企画からまいりました。
    陽子の晴れ晴れとした調子が、とても暖かかったです。
    梅ジュースが紙コップ入り、このさりげない仕掛けが効いていてうまい、と思いました。

    おじいちゃんの下りは、私自身の経験にも重なり、胸にきました。

    良い作品を読みました。ありがとうございます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    陽子が現れた理由。海斗とじいちゃんの確執もその一つだなと思うので、きっと陽子も救われたんだと思います。

    梅ジュースの容器の「点滴袋みたいなパック」は、私の住む地域のお祭りで売っていた“自家製”レモネードが入っていたパックがモデルです(なぜか床屋さんの自家製)。
    なので自家製ジュースのエピソードを思いついた時、真っ先に思い付いた容器がそれだったのですが、「でも、陽子の時代じゃありえなさそうだな」と思いまして。それで昔は紙コップ入りということにしたのですが、それで世代差をこっそり仕込むことができました。

    私には祖父との思い出に、物語のようなシリアスな出来事はありませんでしたが、いつまでも小さな子どもだと思われている、というのは、多くの人が経験しているかもしれません。
    何か蜜柑桜さまのお心に響くものがあったなら、光栄です。

    良い作品と言っていただけて嬉しいです。
    読んでいただき、ありがとうございました!

  • 3話目への応援コメント

    人の心って伝わらないですよね。
    そりゃ、口に出さなきゃ伝わるわけがない。でも、肝心のその部分は口に出せないとなると、聞かされる方はきちんと受け止めきれない。

    おじいちゃんと海斗の確執ももっと早くほどけていたら良かったのにと思いつつ、この時とは言え、きちんと気持ちが伝わって、ほっとしました。
    徐々に謎が明かされていく感じも心地よかったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    書きながら、「こんなのじいちゃんがちゃんと話してやれば、海斗も納得できるんだろうな~」「過去に海難事故があったら、普通は子・孫によくよく語るだろうな~」「だとしたら、こんな展開ありえないかな~」と思ったのですが。
    人の心は伝わらない。
    いくら頭でわかっていても(それこそ、書き手は冷静に考えてしまっても)、伝わらないことはあるんですよね。

    陽子のような存在がありえるなら、じいちゃんがいなくなってからでも、遠い次元に伝わるものもあるかもしれません。

    不思議な話を書きたかったので、ちょっとでも謎っぽい雰囲気が出せてたなら良かったです。

    読んでいただき、ありがとうございました!


  • 3話目への応援コメント

    自主企画にご参加頂きまして、ありがとうございます。

    三話目の出来がとても良いと思いました。読みやすく、会話のテンポも良い。海が苦手な理由も、三話目で全てが回収されており、その流れも良いですね。

    なんと言っても良いのは、取り上げているテーマです。自分が大切にされていることを疎ましいと思ってしまったりする、年頃の感覚がリアルに映し出され、そしてある出来事によってそれを愛だと受け止めることができるようになる。そういう成長を描いた、繊細なテーマです。素晴らしいと思いました。

    勿体ない所は、言葉の選択です。
    上記に上げました通り、本作は非常にナイーブです。ですので、地の文を含め、言葉にも柔らかさや雰囲気が欲しい。時としてストレートな表現を読者に突き刺すために、普段は多少奥ゆかしい言葉選びの方が、作品として深みが出るのではないかと思います。第一章は、特に工夫しがいがあると思います。地の文を見直すことで、スピード感を調整できますし、主人公がどうして感傷にふけっているのか、読者に興味をもたせることができると思います。ここらへんは好みの問題が大きいので、頭の中で描いたシーンを、どのように切り取るのか、いくつかパターンを出してみるのも良いのかも知れません。

    例えば、「菩提寺が高台にある設定が重要か」という部分で、ここを重要視して描くなら、
    ▶高台に位置する菩提寺からは、この沿岸を一望できる。絵に書いたような田舎であるこの村の中でも、ひときわ穏やかな場所だ。そんな場所に、祖父の墓はある。
    急斜面にエンジンを唸らす車内で、僕は陽子のことを考えていた。墓参りが本来の目的であったはずなのに、こうしている時間が惜しかった。明後日には、住み慣れた街に戻らなければならない。陽子と過ごせる時間の残り少なさに、心が軋んだ」
    (これは例です。イケてると思って書いているのではないですよ)
    など、穏やかな場所に向かうけど心は穏やかじゃない様子と書いてみたり。シーンは同じ坂道だけど、坂道では無い所から描いてみたり。

    選ばれたテーマの繊細さから、作者様はとても繊細な感性をお持ちだと思うので、そういう部分にちょっとした工夫をするだけで、読者の心を鷲掴みする作品になると思いました。

    最後に、本企画にご参加頂きましてありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    カクもヨムも楽しい企画、堪能しています!

    三話目に集約させすぎたかな、とか、唐突に話を動かしすぎてるかな、とも思ったのですが、ご好評をいただいたようでありがたいです。

    テーマがいいと言っていただいて、ありがとうございます。
    ですが、実を言ってしまうと、私の描く小説は、訴えたいこととか、メッセージ性とか、そういうものは正直二の次なところがあるのですが(それが良いことか悪いことか、今でもよくわかりません)。
    それでもキャラクターの考えや悩み、(私のメッセージではなくキャラクターの)訴えたいことは丁寧に、読んでる方に伝わるように書こうと心がけています。なので海斗の想いがそのままテーマとして浮かび上がったのだとしたら、それはそれで成功なのかな?と思っています。

    言葉を選択する。
    うわあ、難しそうですね……。文章って、ある程度感覚で書いてしまう部分もあるので。その中で、時に頭を抱えつつ、よりふさわしい表現を選び取っていくのも楽しい作業なので、頑張ってみようと思います。

    わざわざ例文まで!ありがとうございます。
    菩提寺に至る道程の文章、正直、私の文章は状況説明に徹しているので、ゆあん様が書いたように状況と心の動きをもっと絡めることもできますね。勉強になります!

    じっくり読みこんでいただき、感謝しております。
    読んでいただき、ありがとうございました!

  • 3話目への応援コメント

    こんばんわ。
    会話と描写のバランスが絶妙ですね。
    すらすらと読めるのにきっちり情景や空気感も伝わってきます。
    ただすこーし展開が重くてテンポが良くないかなと感じました。ここは、こういうしっとり感を狙ったものなのかなという気もしますが。
    梅ジュースの小道具もシブくていいですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    油断するとしつこく描写を続けてしまうので、会話とのバランスがうまくとれていたのなら良かったです。
    情景と空気感、うまくお伝えできたでしょうか。

    ちょっと不幸なネタを選んでしまったので、重くなってしまいました。昔からどうもシリアスに話が走りがちで、最近はだいぶ落ち着いたと思ったのですが、まだまだです。
    今回の参加作品の中には、明るくてテンポいい作品も多くて、見習わねばという感じです。
    梅ジュースのことをコメントしてくれる方が多くて、とっても嬉しいです。

    読んでいただき、ありがとうございました!

  • 3話目への応援コメント

    いいのさん、こんばんは。薮坂です。

    三話目を読んで、うおお! と思わず唸ってしまいました。これはすごいですね。ばらけていたピースがカチリとはまるこの感覚。お見事としかいいようがありません。

    このお話、おじいちゃんが絶妙にいい味を出してますね。おじいちゃんとの確執が解け、それにヒロインたる陽子がきちんと絡んでいるところが素晴らしい。この物語の構成、お手本にしたいくらいです。
    小道具の梅ジュースもいい味を出していて、どこか懐かしく感じるあの味が、このお話のノスタルジックな部分を引き立てている。そう感じました。

    惜しいと思ったところを挙げると(指摘は得意ではないのですが)、一話目のスピード感が少し物足りなく感じることくらいでしょうか。三話目が特に素晴らしいので、その対比でそう映るのかも知れません。ここで強烈に読者を惹きつけるシーンなどがあれば、さらに三話目が引き立つのかも、と思ったくらいです。
    ともあれ、田舎の良い意味で「ゆるい時間」を表現できているので、これでも充分に素晴らしいと思いました。
    素敵なお話、ありがとうございます!

    作者からの返信

    コメントとレビューありがとうございます。

    見事といってもらえて、とっても嬉しいです。
    入り組んだお話を考えるのが苦手で、長編なんか書いた日にはいろいろな要素をぽろぽろ取りこぼすのですが、今回は何とか綺麗に収められた気がします。

    海斗の悩みや葛藤を、ごく高校生らしいもの(進路とか、部活とか)で書く線も考えたのですが、最終的にじいちゃんとの確執になりました。
    過去の出来事や人物と、現在の出来事や人物が絡むといったお話が好きなので、陽子もすんなりと絡んでくれました。お手本にしたいなんて言ってもらえて大変に光栄です!まだまだ精進したいと思います。

    スピード感、大事ですよね。私はどうも物語の導入をだらだら書いてしまうので直さなきゃなあと思います。メリハリにかけると言われたこともあるので、一話目にも惹きつけるシーンを、その通りだと思います。それでも素晴らしいと言っていただけて、ありがたい限りです。

    読んでいただき、ありがとうございました!

  • 3話目への応援コメント

    な、なんと! 陽子の以外な正体に驚きました。

    田舎のコンビニが良い味だして小道具として機能しているな、と思って読んでいましたが、ここへきて一気に謎が解けるといいますか、物語がばーんと弾けてクライマックスに向かっていったかんじです。

    文章も読みやすく、私は空白が少ないものは読みにくいと感じてしまうのですが、本作はそんなことなく、するすると読了できました。

    惜しいと思ったところをあえて挙げると、最後の3話目がよかっただけに、1,2が少しスローテンポのような気がしてしまいました。でも、あえて、なので気になさらずに。夏の、特にお盆などが持つ、ノスタルジックな雰囲気が楽しめる作品でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    さよなら、で、再会できなかった。……というあらすじで、真っ先に思い浮かんでしまった理由が不幸なものだったので。なんとかもうちょっとファンタジックにと考えた結果、陽子の正体はああなりました。突き詰めると、不幸ネタは回避できていないのですが……。

    私自身も、コンビニがこんなに役に立ってくれるとは思っていませんでした。ただ、いざコンビニを登場させてお話を組み立ててみると、あんなエピソードやこんなシーンでも使えるぞ……とうまい具合にお話に絡んでくるようになって。その時は、自分でもちょっと手ごたえを感じました。

    文章が読みやすいと言っていただけて嬉しいです!

    ご指摘もありがとうございます。全体的に、テンポは課題なんだろうな……と感じておりますので、精進します。

    読んでいただき、ありがとうございました!

  • 3話目への応援コメント

    こんにちは。
    三話目が特に勢いがあり、ぐいぐいと読まされました。
    全体的に語彙が豊富で、小道具の使い方もうまく、世界観が見事ですね。町の風景やお墓など、広がりがある点もいいなと思いました。

    こちらの数行が特にいいなと思いました。海のある町特有の雰囲気というか様子、そして主人公の自然な感情の動きを見事に描写しているように思いました。

    >商店街を抜けると、一層と潮の香りが濃くなった。海沿いに伸びる道路を横断すると、車の音にかき消されていた波の音が聞こえて。
    「おー……」
     我知らず、声をあげた。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    三話目は「ネタばらし」に当たるので、ここで出し切ってしまわねば!という思いが勢いに繋がったかもしれないです。

    世界観が見事というお言葉、光栄です!
    メインテーマである海以外の描写がしつこすぎるかなあ……とも思ったのですが、キャラクターの周りにあるものや、目に映るものを丁寧に書くところも自分の持ち味かな?と思っているので、広がりがあると言っていただけて嬉しいです。

    >商店街を抜けると~
    このシーンのあたりは、自分が行ったことのある海町の風景の記憶を総動員して書いたので、雰囲気が伝わったのなら良かったです。
    海斗が海にたどり着くシーンを書かないと不自然かな?と思って書いていたら、海斗の行動にそって彼の感情も自然と描けました。

    読んでいただき、ありがとうございました!

  • 3話目への応援コメント

    爽やかでいいお話でした!梅ジュースなどの小道具も気が利いていて、なにより、海斗が開放されていくお話というのが明確で、気持ちよかったです。

    海斗が自分の意志で、因縁の場所に飛び込めるようになる箇所がグッときますね。お題的に難しいのですけれど、冒頭や中盤に一度、飛び込めないシーンがあると、よりグッとくるのかもなあ、なんて思いました。

    凄く楽しませていただきました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    いいお話と言っていただけて嬉しいです! 
    冒頭でコンビニのエピソードを入れたのは、サンダルのためだけだったのですが、それが梅ジュースのエピソードに転がっていった感じです。
    過去に縛られていた海斗が、それを乗り越えて前を向く過程を丁寧に書かないと、物語が薄味になってしまうかなと思いまして、頑張りました。

    飛び込めないシーン、入れたら盛り上がったかもしれないですね。後半のエピソードに繋がる伏線やネタは、もう少し色々盛り込むべきだったかなあ……と反省点です。

    楽しんでいただけたなら幸いです。
    読んでいただき、ありがとうございました!