第4話 初めてのバトル

〜草原〜


「やっと草原に来ましたね……」


(はぁ……ほんとだよ……)


武器屋に行ったあと、街の人に「勇者だー!」、「魔王討伐頑張ってくださいね!」

などと声をかけられた。


それはそれで嬉しいのだが、いかにも勇者っぽいハヤトしか話しかけられず、他の3人はただ端っこで立っていた。


「やっぱ見た目って重要なんだな……」


「実際この装備強くないんだけどね……」


(ほんとにこんな装備で行っていいのかなぁ……絶対フルボッコにされる……)


次の村はすぐ近く。

運が良ければ魔物達に会わなくて済む。

が……


「プレイヤー、一生恨む。」


バトルしたいのか、草原を歩き回る。


そして、その辺の草むらでお茶をすすっていたちびドラゴンに衝突し、バトルが始まる。


ちびドラゴン達はびっくりしているが、体は戦闘態勢だ。


「平和に過ごしてたのにごめんんん!!!」


[勇者ハヤトはどうする?]

▶戦う

▶防御

▶アイテムを使う

▶逃げる


▶斬りつける

▶魔法

▶必殺技


[召喚士ユメはどうする?]

▶戦う

▶防御

▶アイテムを使う


[魔法使いリンはどうする?]

▶戦う

▶防御

▶アイテムを使う


▶殴る

▶魔法


▶ファイヤー I

▶サンダー I


[剣士トウヤはどうする?]

▶戦う

▶防御

▶アイテムを使う


▶斬りつける

▶必殺技


[魔法使いリンのファイヤー I!]


[ちびドラゴン1に30のダメージ!]



[剣士トウヤの必殺技!]


[ちびドラゴン2に50のダメージ!]



[勇者ハヤトの必殺技!]


[ちびドラゴン3に100のダメージ!]


[召喚士ユメは自分の身を守っている!]


「いやなんで私だけ守ってるの!?」


[ちびドラゴン1の全体攻撃!]


[勇者ハヤトに200のダメージ!]

[召喚士ユメに300のダメージ!]

[魔法使いリンに350のダメージ!]

[剣士トウヤに350のダメージ!]


[召喚士ユメは倒れた!]

[魔法使いリンは倒れた!]

[剣士トウヤは倒れた!]


(あれ、ユメって自分の身守ってなかったっけ……)


[ちびドラゴン2の体当たり!]


[勇者ハヤトに100のダメージ!]


[勇者ハヤトは倒れた!]





[あなたのパーティーは全滅しました]


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