1100話から考えるRUMにとっての若狭留美とは

1100話では安室透・榎本梓・怪盗キッド・脇田兼則などが登場した。1100話らしい豪華な面子である。どことどこがどのように入り組んでいて話が展開していくのか、予想が出来ない。


脇田がコナンに対して若狭留美について聞いたことはどういうことだったのか、脇田やコナンは若狭のことはどう思っているのかを今回を考えたい。


まずは脇田が若狭のことを何で聞いたのかについてだが、これは自分の正体を知る若狭を抹殺しようとしているのではないかと思う。若狭については何度かニュース記事に出てきていたので脇田がその正体について勘ぐっててもおかしくはない。ただ若狭の顔が昔と今では変わっているように見えるのでそこをどう理解したのかは難しいが、純黒の悪夢ナイトメアでのキュラソーのような直属の部下が何人もいるのであれば調べさせるのも容易だろうと思う。


もし若狭のことを追うために米花町に来ているのであれば17年前に前線で戦っていた赤井務武をもう亡き者にしたというように認識しているのだろうと思う。さすがに若狭よりも優先して務武さんを殺すはずである。


そう考えると脇田が若狭を殺しにかかるのに少し遅い気がする。17年前の事件で絡んだ人を17年も放置しておくとは少し考えがたいが、若狭が黒田と同様に長期間入院をしていたり、MI6に匿われていたなど世間の目には触れないところにいたのであれば納得できる気がする。他にはRUM自身が重傷だったために手が回せなかったという可能性もあるなと思う。


もう一つの可能性としては抹消しなくてはならない人物が多くいすぎて対応できていない可能性はある。17年前の事件はRUMの抜かった仕事ころしとされているので務武さんや若狭以外にも事件の関係者が知らないところでたくさんいると仮定したとき探して殺すとなると相当な時間がかかる。そこにいた中でも殺す優先順位が若狭は低かったために回ってくるのが遅かったのではないかとも考えられる。


それではコナンは若狭のことをどう思っているのだろうか。何度も何度も事件現場で犯人たちを力で倒す若狭の姿をコナンは目撃しているのでただの教師でないことは理解している。さらには灰原について探る始めていることを知っているので警戒感を示している。同じ場に沖矢昴がいたのでコナンと何らかの話をしていて調査を進めていることは十分に考えられる。


これまでは脇田が組織のメンバーのような怪しい動きを見せることはなかったが、ここ最近は急に積極的な行動をし始めている。今後コナンへの接触は勿論のことだが、灰原への接触や工藤家・阿笠家に潜入するなどの可能性が考えられる。


今までとは一線を介したような灰原の正体露呈や阿笠博士の発明品の悪用、赤井秀一の生存露呈などが脇田の動きによって起こるのではないかと考えられる。コナン陣営として危機的な展開が待ち受けているのだろう。


今後のRUMこと脇田の行動には怖さが溢れている。今後の脇田の行動には注目である。

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