二人の恋(新一・蘭)
コナンの中には見ている方が照れてしまうようなほどのカップルが何組もいる。新一や蘭のような付き合っているのは少なく平次と和葉が例に上がるようなカップルの方が多い。
ここから何回もの回数をかけて一度に一カップルで今までの様子と今後の展望を予想していきたいと思う。妄想が半分以上占めてしまうので面白くないかもしれないが、こんなことが起こったらいいなと思いながら読んでいただけると嬉しい。
今回は名探偵コナンの中でも最もと言って良いほど有名なカップル、新一と蘭についてである。
アニメでは昨年の1月12日に正式に恋人になった二人だがそれまでのコナンが始まってからの期間、およそ二十数年を経てようやくのゴールである。そんな二人のことについて今までの様子を特にメインに、そして次に二人が出てくる回はいかにということを話していきたい。
新一と蘭の恋模様は最近よりも連載当初の方が多く描かれていた。一番最初の事件のジェットコースターもそうだし、学園祭の話もそうである。それぞれの回にて新一や蘭の思っていることが少しずつ分かっていく、そんな話の構成が良いと個人的には思えてくる。
正直学園祭の話辺りは結構好きでコナンと新一が=であると感じた蘭が400cc血を分け、正体がバレたと思ったコナンは灰原の提案のうちの一つ、APTX4869の解毒剤を服用して新一として黒衣の騎士になって参加する。学園祭後、優作が有希子にプロポーズしたレストランで告白を試みるも事件を解決し終えた頃には解毒剤の効果が切れできなかったという何とも切ない話である。
学園祭の一つ前の話でコナンが蘭のことを人の苦労を背負うお人好し(完全なフルセンテンスにはなっていないがそこは置いといて欲しい)というようなことを言っていて新一は蘭のことをわかっているし、蘭がそういう性格を持っているというのが良くてたまらない。
この話でもそうなのだが新一が蘭への気持ちを言いたくても言えない、もどかしさというものをとても感じられる。
作者、青山剛昌先生はラブストーリーに力を入れていて映画のラブストーリーを監修しているくらいである。(本人は他の人のでは足りないといった発言をしている)
二人が保育園時代の話も語るのには外せない。幼い頃からのあの正義感が今の彼を作り出している根本にあるだろうしそこが蘭を惚れさせた理由だろうと勝手に思っている。
アニメでいくと新一の告白の“ホームズの黙示録”から蘭の返事に当たる“紅の修学旅行”までおよそ八年の月日を得て彼氏彼女に発展したのだ。
紅の修学旅行が放送された1月12日にはYahoo!を筆頭に色々なメディアでニュースとして取り上げられた。ただ、と言ってはよくないのだが付き合ったことでニュースになるのはどれだけの注目度なのかを物語っている。
二人の今後についてなのだが新一として姿を表すことは容易ではなく、今ラムに注目されてしまったために簡単に工藤新一を出すことは難しい。今後は電話での会話がしばらくは続くのではないかと思う。どんな会話をするのか、というよりは既にしているのか気になるところである。
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