2019年を始めよう

夢ノ千尋

2019年10月  始まりの月

第1話 タピオカ屋が産まれた

大学のそばにタピオカ屋ができた.もとは中華屋だったが,それなりににぎわっていたのになくなっていて,気づいたらタピオカ屋が生えてきた.

生えてきたとしか言いようがない.

それにはもちろんこんなところにタピオカ屋がという驚きから産まれた物である.大学の周りは,中華,そば,洋食屋が何軒あるくらいであり,流行の店が出店してくるとは思わなかった.

皆さんはコンビニのタピオカミルクティを知っているだろうか.

あれはまがい物である.こんにゃくなんかつかいやがって.ああして田舎の若者がだまされていくのである.

さて後輩とその店に行ってきた.かくいう私もまがいものの工業タピオカ以外は,ミスドのタピオカミルクティしか飲んだことがない.

本物はどうだ.なるほどこれがタピオカミルクティか.タピオカがもちもちでおいしい.好き好き大好き.

最後にタピオカが残るんだ.

タピオカは,炊飯器で生かされているという豆知識も得られた.

本物のタピオカドリンクがコンビニで買えるといいのになぁ.


追記

この店は,中国あるいは台湾のカップル (夫婦?) で経営されていた.元の店も台湾の方で,どうやらその店も一種のチェーン店のようだった.カレー屋とか中華だと似たような店が,ある地域に何店もあることがあるが,その例であると言えよ.もしかすると,店を出したい二人がその一貫としてつてをたどって,かつては台湾中華屋の跡地に出したのかもしれない.

外国人のそういうコミュニティは,強い.

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