ジオン注手術の経過報告パート二

 二〇一八年三月二十四日、肛門科の診察は終了した。

 これまでの経過だったが、もっと凄い副作用が出た。

 マグネシウムの錠剤はいまだにある。あれからもう一度処方した。

飲まないと便が出ないようになっていた。四月上旬、このごろは飲まないようにして、二日に一度のペースで出ている。これって便秘か?

 診察はサボらず行った。嫌だったが毎回指診がありグリッと回された。それはいいとして、昨年の十二月ごろから背中に湿疹が出ていた。それが一月は首、二月には背中全般に広まった。先生に見せると首をひねった。薬疹でもなさそうだった。

 一度背中の湿疹は退き始めた。だがまた背中へひどくぶつぶつと現れた。

 肛門科で湿疹の薬を毎度処方されている。こんなケースはなかなかいないはずだ。

 三月になっても薬を飲んだが治らない。前立腺がんの検査、PSAもやらされた。異常はなかったが金が飛ぶ。

 三月中旬に血圧の先生へ見せに行くと、薬を変えられた。

 翌週は少しよくなり、肛門科へ診察へ行くとすべてが終了となった。やっと直腸指診と肛門鏡から抜けられたと、こんなことで胸は躍っていた。

 二月ごろ、タクシー時代の同僚もジオン注を行ったようで、待合室にいた。そのときいろいろ手術や術後のことを聞くと、ほぼなにも痛くなかった、というではないか。ぼくは、

「……えー、なんで? 局部麻酔は?」

 うそでしょ、と耳を疑っていた。

「それがチクっとした程度で、あとは麻酔が効いてたようでわからなかった。終わったときはふらっとしてたから……」

 なんでたろう、とぼくは首をひねる。

「……術後はどう、痛くない? 便秘は?」

 疑問だらけだった。

「いや、どうってことないよ。ただちょっと便が出ずらいかな……」

 なんとそういうではないか。

 ぼくは自宅でジオン注射を行った方のブログをいろいろ読んだ。

 どうもぼくのように痛い人、少し痛い人とわかれるようだ。

 そして湿疹だが、血圧の先生からもらった薬で快方へと向かっていたと思った。違った。

 四月上旬から背中から胸、首へとひどくぶつぶつが発疹している。

 いまもだ。とても痒いが我慢して書いている。

 この湿疹もジオン注の副作用ではないのか。アルミニウムで脱肛は治ったものの、いろんな副作用が出ている。ちなみにタクシーの同僚は、なにも出ていない。この差って、痛かった人が副作用だらけとなるのか。

 もしイボ痔や脱肛で悩み、ジオン注を考えている人、ぼくは勧めたくはない。前立腺の腫れもある。いまは湿疹が主だ。これほど広範囲の湿疹は初めてである。ブログへ写真を掲載した。グロ画像だが、よかったら参考にしてくれ。

 また湿疹の経過や副作用の報告をするので期待してくれ。

 それと痔の座布団である円座を買った。これも期待してくれ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る