死霊術師は、反撃す──
LA軍@多数書籍化(呪具師200万部!)
死霊術士の少女
第1話「死霊術士エミリア」
人類と魔族が相争う世界。
人類文化至上主義を掲げる『帝国』と、邪悪な『魔族』は寸土を争い長年抗争を続けていた。
それは、数えて1000年にも及ぶ大戦争。
その戦争からの膠着状態を経て───ついに帝国が魔族の要所を突破!
その勝利の立て役者となったのは、神々よりこの世界に送り込まれた異世界の【勇者】の力によるもので、彼と彼に従う『英雄』たちは、ついに魔族最後の拠点に軍を進めた。
彼の者の名はシュウジ・ササキ──異世界より召喚されし最強の戦士にして、人類の護り手。
勇者を先頭に、帝国は破竹の勢いで進軍し、次々に魔族の軍勢を打ち破った。
魔族を追い詰め、残す所あと僅か。
そこに立ち塞がったのは、穢れし禁術を使う
※ ※ ※
魔族領最奥にて、
勇者パーティに立ち塞がるのは、不気味な人影。
そいつは、ボロボロのローブを纏い、儚げに佇んでいた──。
「お前が我らが怨敵───勇者シュウジか?」
帝国、魔族、多数の死体の山と、赤い月を背景に立つその人影は、囁くように呟いた。
それに対するは、不敵な笑いを浮かべる美しい青年で、年相応の無鉄砲さと万能感に溢れていた。
「いかにも!───すると、お前が噂の死霊使いかい?」
その問いに答える術なく、フと嘲笑する気配のあと、
「死ね───魔族の怨敵、勇者よッ!」
奴が少年のような声色で小さく叫ぶ。
……死霊召喚ッ。
「お出でなさい、愛しいアンデッド────!!」
ブゥゥン……。
と、死霊術のステータス画面が現れ、地より湧き出た不気味な召喚門───アビスゲートが開き、中からあふれ出す地獄の叫び声。
ボコボコと、地面に滲みこんだ血が泡立ち、ゲタゲタゲタゲタゲタゲタゲタ! と地獄の底から響くような笑い声がしたかと思うと────。
【アンデッド】
Lv4:ダークファントム
スキル:呪い、吸命、
取り付き、etc
備 考:暗黒に落ちた魂の集合体
大量の魂を媒介にして巨大なファントムを喚びだす
物理攻撃を全て無効化、生きとし生けるものを呪い殺す
勇者たちの眼前に、ヌゥと───中空から空間が歪んで黒い煙の様なものが浮かび上がった。
そいつはボンヤリと煙の中に、青い炎を纏った上半身だけの骸骨を包み込んでおり、そいつがガチガチガチと歯をかき鳴らしている。見るからに邪悪で薄気味の悪い悪霊だ。
「で、デカイ───」
ファントムに触れた帝国軍の雑兵が、生命力を吸い取られバタバタと倒れていく。
「兵は退けッ!───勇者パーティだけでやる!」
倒れた兵を収容して帝国軍が後退すると、すかさず前に出て死霊術士に対峙する勇者パーティの四人。
勇者、賢者、エルフ、ドワーフ!
「でりゃああ!!」
ドワーフの騎士グスタフが、オリハルコンの斧を構えて斬りかかるも、霧散し集合しなおすだけでダークファントムには傷一つ付かない。
「退きなさいッ! そいつに物理攻撃は効きませんよ」
両手に魔法の印を結ぶと魔力を練り上げていく賢者ロベルト────速いッ!
彼は神聖魔法が使えないので、単純に高圧縮された魔力をぶつけて対消滅を狙う。それでも、威力十分!
パァン! と破裂音がしてファントムの一部が消し飛ぶも、また徐々に形を取り戻していく。
「───く、周囲の魂を媒介にして、回復しているの?!」
森エルフの神官長はすぐにファントムの正体を看破すると、素早く浄化魔法を唱えんとする。
美しい容姿、そして、美しい声の森エルフのサティラの浄化魔法が輝き、ファントムをが叫ぶ。
「──────ッッ……!!!」
ダークファントムの声なき悲鳴。
サティラの美しい旋律の精霊術が空気を撫でると、ダークファントムの半分が消し飛んだッ!
「そのまま、消えなさいッ!」
しかし、死霊術士は嘲る様に笑うと、
「アンデッドは不滅───舐めるなよ!……お前らのやったこと、思い知れッ」
死霊術士が手を翳すと、ファントムがさらに肥大していく。
「さぁ、皆……行こう───愛しきアンデッド達よ!!」
すると、周囲に漂う浮かばれない魂がダークファントムと融合し、さらに大きくなっていく。
「け、汚らわしい! 禁忌の死霊術ッ!」
何度も何度もサティラの浄化と精霊魔法がぶつかり、体を削られていくダークファントム。
だが、その度に周囲の魂を吸い取り、融合し徐々に大きくなり勇者パーティへ迫りゆく───。
ダークファントムが術士の叫びに答えるように、勇者パーティを包み込み、溶かしつくさんとする。
勝利を確信した死霊術士が、ローブの奥で笑う気配に、勇者パーティが戦慄する。
だが、
「邪魔くせぇ……こんなもん、タダの煙だ」
──フンッ。
パァァァァァアアン……!!
「な!? わ、私のファン、トムが──……?」
死霊術士の目前で消滅したダークファントム。まだ完全消滅に至らないものの、たったの一発で致命傷だ。
パーティメンバー総出でかかっても太刀打ちできなかったそれを一瞬で……。
これが神々の僕───異世界より、召喚されし勇者の力だ。
「へぇ。コイツが最強の死霊術士って奴か? ボロボロのローブを着てるからよくわからんけど、……どんな奴かと思えば、思ったよりちっさいな~」
軽口を叩きつつ、勇者は二刀を構えて見せた。死霊術士の見た目の儚さに、明らかに油断しているらしい。
確かに、術士は身を隠すためにボロボロのローブ姿を纏っており、そこからうかがえる体格は決して良いとは言えない。
その死霊術士が、緊張の滲む声で勇者に語り掛ける。
「───やはりお前が立ちはだかるか……。我らが魔族の天敵……勇者ッ!」
「お? おぉ??……この声は女───のガキか!? へへ。……あーえっと、こういう時はアレか──────如何にも! 俺こそが、」
口上を述べようとした勇者を遮り、死霊術士が彼らの前に敢然と立ち塞がった!
「───ふッ、馬鹿め……。誰が、獣の口上など聞くか!」
バサァ!──とローブを剥ぎ、隠していた全身を勇者たちの前に現した死霊術士。
「───私は魔族の戦士、エミリア・ルイジアナ! お前たちを打ち滅ぼすものだッ」
月夜に映える褐色肌と白銀に輝く髪と赤い目───そして、特徴的な笹耳。
「うぉ! だ、ダークエルフじゃん!! す、すすす、スゲーレアもの!」
姿を見せたエミリアに、勇者が驚愕に目を見開く。
少女の容姿に、最強の死霊術を持つダークエルフ。
それがエミリア・ルイジアナだ!
「───語るに及ばずッ! 我が誇りとともに、勇者ッ! お前たちを打ち倒してみせん!」
私の愛すべき人々のために!
「いけッ! 愛しき、アンデッドたちよ──!!」
「───ちょ! まだ喋ってる途中だろうが!!」
黙れ、クソガキ!───そして、無様に死ねッ!!
死霊術士のエミリア・ルイジアナ。
そして、彼女を最強たらしめるのが死霊術!
その背中に刻まれた『アンデッド』の刺青の文字が、魔力を帯びて薄っすらと輝き───死霊術を発動させる。
我が死霊術をコイツらの目に焼き付けてくれる。
「お出でなさい───私の愛しきアンデッド達」
……ブゥゥン!
虚空に現れる死霊術のステータス画面。
そこに表示される、エミリアの愛しき死霊たち───。
アンデッド:
Lv5:リッチ
スキル:高位魔法、スケルトン使役、再生
ヘルプ:高位魔法を操るスケルトンの魔術師。
破壊衝動と生者への憎しみで満ちている……。
ギィィィイ……と、
地中より現れし、アビスゲートから、リッチが複数体召喚された。
「いけッ!! アンデッドたちよ!!」
うぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ……!
不気味な杖を掲げて、リッチの高位魔法が次々に炸裂し、勇者を押し包んでいく。
ズドン! ズドン! と炸裂する魔法に勇者パーティが圧倒されていく。
「うわぁぁぁああ!」
「きゃあああああ!」
「ぬおぉぉおおお!」
帝国の賢者ロベルトも、森エルフの神官長サティラも、ドワーフの騎士グスタフも太刀打ちできず、魔法に翻弄弄されるのみ。
だが、
「はははッ! 雑魚なんてのはな、何体いても雑魚なんだよッ!───おらぁぁぁあ!」
アンデッドの上位種であるリッチを雑魚と言い捨て、あの勇者がただ一人で切り伏せていく。
聖剣の一振りで魔法を打ち消し、神剣によって次々に薙ぎ払われていくリッチ────。
(く……やはり通じないッ────!!)
だけど、な。舐めるなよ、勇者──────!!
「……本命はコッチだぁぁあ────!!」
ジャリィィン──……! と鞘引く音も勇ましく、エミリアはここで初めて剣を抜いた。
歴代、魔族最強の戦士に
凄まじく重く、そして硬い。
だが、ダークエルフ族はドワーフに次ぐ筋力を誇る一族。
エミリアとて、見た目に反してすさまじい膂力を持つ。
───だから、こいつが振れるんだッ!!
エミリアがここまで剣を抜かなかったのは僅かな勝ち目を見出していたから。
死霊術一辺倒と見せかけて油断を誘い、エミリアは自らの一撃に賭けていたのだ。
リッチを薙ぎ払い、高笑いする勇者シュウジ────。
崩れ落ちていくリッチの骨片───その骨の破片の先に、無防備な首が見えた。
ここだ!!
「覚悟ぉぉお──────」
リッチの残骸を隠れ蓑にして、一気に肉薄したエミリア。
「その首、貰───」───った!!
───ガキィィィイイインン……!!
よし!!───通っ…………………って、ないだと?!
「──
こ、コイツ────。
く、口で?!
ガキン……ギチギチッ、と歯でエミリアの剣を止めて見せた勇者。
エミリアが渾身の力を籠めて繰り出したそれを、まさか口で止めるなんて……。
(ぐぐ……。び、ビクともしないッ)
そのうちにリッチは殲滅され、手の空いた勇者はエミリアを見るとニィ……と口を歪めた────。
「ぺ……。中々強かったぜ。ダークエルフ、ちゃん!!」
ガシリとエミリアの顔を掴むと、
ゴスッッ──!!
「──コヒュウッ!」
肺を穿つ強烈な一撃に、エミリアの口から呼気が強制的に排出され、無酸素状態になる。
(い、息が…………)
メリメリと突き刺さる勇者の拳。
その一撃だけで、エミリアを沈めんとしていた。
「ま、」
まだだ。
まだ、負けるものか……────。
「へへ……。異世界っつったらエルフだけど、はは!! ダークエルフは初めてだぜ」
ニヤリと笑う醜悪な面。
実際は端正な顔つきだと言うのに、エミリアにはその顔が悪魔のように見えた────。
「転生と神様にマジ感謝。──チート能力最高ッッ!」
勇者の言っている言葉の意味は分からなかったが、奴がエミリアの頭に手を翳すのだけは薄れゆく意識の中で見えた。
「は、離せ───!!」
顎を掴まれ、ギリギリと持ち上げられる。下卑た視線を至近距離で感じ、怖気が振るうエミリア。
「へぇ。……結構可愛いじゃん」
ぞわッ!! 勇者の気配に、タダならぬものを感じて悪寒が走る。
戦場で、女が捕虜になると言う事───。
「ゲスめッ!」
ペッと、顔に唾を掛けてやるのが関の山。もはや、エミリアはまな板の上の魚と同じだ。
「いいね、いいね。その反抗的な目つき───」
グググと無理やり顔を近づけられると、
「ふむふむ……。目の色、濁った赤───0点。目の下の隈、-10点。髪色、灰色0点。貧相な体-50点。……ダークエルフ、+200点ってとこかな。ひゃはははは!」
散々と容姿を詰られるエミリア。こんな状況だと言うのに、羞恥ゆえ顔にサッと朱が走る。
いくら戦士として、死霊術として生き、女であることを忘れていたエミリアでも、容姿を詰られていい気なわけがない───。
しかも、これから虜囚にしようと言うのだ。
魔族最強として、帝国に一人で抵抗し、散々殺し、散々倒してきた連中どもに囚われるということ──────……。
それを想像しただけでゾッとした。
「くッ───殺せ……!」
活きて虜囚の辱めを受けるくらいなら……!
「ブハッ!! ホントに言ったよ『くっころ』だぜ『クッ殺』!!」
ぎゃははははははははははは!!
エミリアを釣り上げたまま大笑いする勇者。
こ、
こんな醜悪な人間がいるのかと思うほどに、エミリアは嫌悪感で震えだし、全身から力が抜け落ちていく。
「ごーかく、合格! 今ので1000点あげちゃうぞ、ダークエルフちゃん」
スッと、手を翳す勇者。何をされるのかと思い、身を固くするエミリア……。
「ひっ……! や、やめて!」
少女のように怯え手懇願するエミリア。
「チートっ、つったらコレだよな───」
勇者の手がエミリアの顔に触れ──────……。
そして、何か温かい感情が、勇者の手を介してエミリアの中に────……。
あぁ…………。
な、なんだこれは?
や、止めろッ!!
あ、───あぁぁぁぁぁぁ……!
みるみるうちに『魅了』されていくエミリア。
あり得ない感状が見る見るうちに沸き上がり、心を締めていく。
今まであった心の情景に、ありえないものが次々に流れ込んでいき、エミリアの拠り所を染めていく。
戦地に赴く直前の家族との会話。
※ ※
「では、行ってまいります」
貧しいダークエルフの里の、小さな家の玄関に立つエミリア。
「気を付けて───」
「無理をするなよ……何があっても帰って来い」
両親の抱擁を受け、涙ともに別れを惜しむ。
「はい。はい…………!」
父さん、母さん……!!
一族のため、そして、死霊術を受け継いだがため───最強の戦士として、軍役につくことになったエミリア。
彼女は優しい両親の見送りを受け、そして家の戸口で待っていた義理の妹、ルギアと無言で抱き合った───。
「…………」「…………」
今生の別れとなるかも知れない家族。
別れを惜しみ、思い出を共有する中、長らく抱き締め会う二人……。
ルギア……。ルギア・ルイジアナ。
彼女は血のつながった家族ではないものの、長らくエミリアと共に過ごし暮らした大切な家族。
出会いは偶然。
数年前に、魔族領土の奥地で凍えていたところを斥候が発見。そのまま、はぐれエルフとして保護された。
あとは、成り行きでダークエルフの里で世話をすることになったというだけ。
外見は、白く線の細い小柄な女性。ダークエルフ特有の褐色肌ではなく、アルビノと思しき抜けるような白い肌。
そして、金糸の如き美しい髪に、透き通るような青い目───。
明らかにダークエルフではないものの、温厚なダークエルフの里は彼女を温かく迎え入れた。
そして、年の近そうなエミリアの家庭に引き取られ、数年もの長い間一緒に暮らすことになった。
優しい両親と、弱く、優しく、愛しい存在……義妹のルギア───。
それらを守るために戦う。
エミリアの戦士としての矜持はそこにあった。
※ ※
───そこに勇者への思慕が割り込んでくる。
彼の者を愛せと、何かが語りかける。
家族への思慕をも超える、無私の愛を彼に向けろと…………!
(ぐぅぅぅ……ふざけるな! 魔族の天敵───我らが怨敵を愛するなど死んでもあり得ないッ)
だが───!!!
「へぇ……俺の魅了のスキルに一丁前に抗ってやがるぜ」
さらに力を籠める勇者によって、ついにエミリアの抵抗が潰える……。
あり得ない光景が記憶に刷り込まれ、思慕を募らせていく。
身も心も勇者様のために尽くしたいと、心変わりしつつある自分がいた。
そして、聞こえない声が脳裏に刷りこまれていく……!
※ ※
「エミリア────……愛しているよ」
私みたいな女に───。
初めて言われた「愛している」の一言に身も心もトロトロに溶けていくような気さえする。
「あぁ、とても綺麗だ───褐色の肌。銀に映える髪……美しいね」
エミリアはボロボロの格好を気にしつつも、記憶の中でぎこちなく勇者様の抱擁を受け入れ、彼にその身をゆだねた。
そして、徐々にエミリアは満たされていく。……否、満たされてしまった。
───勇者様が求めてくれる。
───必要だと言ってくれる。
美しい……と。君の様な女性を待っていたと──……。
抱擁を受け入れ、勇者に抱かれ、そして抱きしめるエミリア。
……今まで、女としてまともに扱われなかった境遇ゆえ、エミリアは勇者の「愛している」その言葉であっさりと落ちていく。
帝国に抗い、勇者に対峙し、鬼神の如く戦っていたあのエミリアが、だ。
死霊を語り、
英霊を敬い、
悪霊を愛でたエミリア────。
そして、今日から勇者を愛するダークエルフとして……。
「愛しているよ───エミリア……」
そして、
プツン…………。
(あ──────………………)
※ ※
刷り込みが終わり、エミリアの視線がボンヤリと霞む。
ゆ、
「……勇者、さま────」
「エミリア……(くくく。チョロいな~……。ダークエルフ、ゲットー!)」
彼の者の心の中など露知らず───。
彼を、勇者シュウジを愛しいと思う感情に溢れる心。そして、あれほどあった敵意が霧散していく。
───あぁ……私の勇者さ、ま。
無意識に、勇者に手を伸ばすエミリア。愛しい彼に触れ───熱を感じていたいと……。
勇者。
勇者……。
私の愛しい勇者──────……。
私だけの愛しい人…………。
熱のこもった目で彼の者を見上げるエミリアは、抵抗のためか、精神負荷により───。
ドサリ……!
自らの身体が地面に投げ出された音を聞いたのを最後に、エミリアの意識は闇に落ちていった。
おめでとう、エミリア。
君は今日から
※ エミリアの死霊術 ※
【アンデッド】
※※※:Lv0→雑霊召喚
Lv1→スケルトン(生成)
地縛霊召喚
Lv2→グール(生成)
スケルトンローマー(生成)
悪霊召喚
Lv3→ファントム(生成)
グールファイター(生成)
広域雑霊召喚
Lv4→獣骨鬼(生成)
ダークファントム(生成)
広域地縛霊召喚
英霊召喚
Lv5→リッチ(生成)
スケルトンナイト(生成)
広域悪霊召喚
(次)
Lv6→ワイト(生成)
下級ヴァンパア(生成)
精霊召喚
広域英霊召喚
Lv7→???????
Lv8→???????
Lv完→???????
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