第20話恐怖を感じた
どごーーーん
「なんだ!?」
思わず声が出てしまった。でも仕方ない。
扉がぶっ飛んで来たのだ。陽太を乗せて。
IN保健室
陽太をおぶって運んだ。何とか。
意識無い奴って結構運ぶの大変なんだぜ。
マジの話。
で、
「えーとつまり?ドキドキし過ぎて、気付いたらぶっ飛ばしてたと……」
秋山が何があったか簡潔にまとめてくれた。
優秀!パチパチパチ。
「………」
何とも言えねぇ!
「………」
「…………」
「………………」
「…………」
せめて誰か何か言ってくれ…
そう思った時、賀子が口を開いて
「なんか………ものすごく………キュンとした………」
以上です。裁判長!さあ、判決を!
「キュンとし過ぎてぶっ飛ばした。怖いわ。」
秦くん、俺も同意する。
「かなり恐怖を感じた。」
満田……それな!
「………」
秋山!なんか言え!
「あー………うん。怖い。」
そうだな。
「キュンと、私もするかも」
((((黙れ!))))
男子四人。俺らの心は一つだ。
だ・ま・れ♡
「取り敢えず、陽太には、夢を……見てたんだよ……って言っとく。」
秦くん…ナイス提案。
「夢で通せるの?」
「あのな鳥月、ぶっ飛ばされたんだぞ!現実だと思うか?」
秋山……むっちゃ現実的やん。
俺からも言っておく。
「非現実的な事はな、夢で片付けた方が早え。」
「でも、私よくぶっ飛ばされてたよ。」
出たよDQN。サイコパス。人外。
「普通、ぶっ飛ばされ無えだろ。」
満田ー。そーだよなー。
「部活サボった翌日とか……によくぶっ飛ばされてたよ。」
ニコニコしながら答える。
…………
怖い
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