第2話 宣言した翌日に地獄と天国が一緒に来て試された
これに書いた翌日に起こったことがすごすぎて今まだ何が何だかわからない状態でこれを書いている。
昨日夕方メールボックスに封筒が入っていて、受け取った瞬間に請求書だーと思った。
エレベーターの中でなんだろうと慌てて開けたら、その金額があまりにもおおきすぎて、私は「えー、なんでー」とぶったおれそうになった。
そもそも私がこれを書き始めたのは引っ越しやらいろんなことが起きて今すごく豊さが必要になっている状態だからだったのよ。それがその上に追い打ちをかけるこれって何なのよって感じで言葉にならなかった。
部屋にへとへとになりながらたどりついた。気分がどんどん落ちていくのを自分で感じた。思い当たらないところからではないので、もしかしたらその金額は払うべきものなのかもしれないと思うと怖くなってきた。まずなんかたべようと、好きなものを口にいれても、頭が数字を追っている。どうやって払おう、期限があと2週間。もう子供の結婚式に行く費用も無理かも。どうしよう。パニック状態におちいりそうになった。
でも、その時私は思ったのよ。昨日サザエ食べたのはなんだったの。今まで好きなもの我慢したりしていたのをやめたじゃない。自分が好きなことだけしてきたじゃない。豊かになるために自分を大事にいきはじめたよね。それでこれかよ。そんなはずはないよ。感情切り替えようと。とにかく頭の中から請求書をおいだそうと、いつもあんまり見ないテレビをつけた。
ラッキーなことに、男子バレーボールの試合をしていた。そこで、背のちっちゃい日本の男の子たちが大男のカナダチームに必死でゲンキいっぱい戦っていた。私は我を忘れて大声で応援した。その接戦のゲームに興奮した。大声出して手を叩いて応援した。こんなにスポーツ観戦で感動したのは久しぶりだった。その子たちのパワーをもらったのだ。素晴らしい試合だった。見終わった時、私は請求書のことはほとんど頭からなくなっていた。
お金のことは、稼げばいいじゃん。明日また考えようと、完全に感情が落ちることを止めることができて、ゲームのうれしい気分のそのまますぐ寝た。
翌朝、起きて温泉に行く途中、6時過ぎてるのに私のために一瞬満月が見えた。アーツ、きっとお金何とかなると感じた。そしていつものように温泉にゆっくり一人で入り帰るとき、なんと朝日もみることができたのだ。なんかだれかが応援してくれている気がした。
そのあと、早朝から気分良く動くことができた。オフイスの空く時間が来たので、請求書を送ってきた事務所に電話をしてみた。ただなんとなく念のために確認をしてみようとおもったのだ。ちゃんとしたところから出た請求書だから、きっと払わなければいけないのだろうなと思いつつ。
そしたらなんと、私の請求書は間違っていて、そんな金額ではなく、おまけに私が思っていたよりずーっと小さな金額だった。あまりのことに地獄から天国とはこのことだと思った。私はぼーっとして、思った。宇宙は試したのだと。私がどこまで自分の感覚を信じるようになっているのかを。
もし、昨夜私が自分の感情をコントロールできなくて恐怖におののいていたら、今日電話もできなかったと思う。私はしばらく落ち続けて、何をしていいのかわからなくなっていたと思う。
だけど、感情をスイッチするために、ゲームを見て感動して、そしてその楽しい波動が目に見えない豊かさを連れてきてくれた。少なくとも私はとても豊かなきぶんになれた。
まだ修行中だけど、少なくとも以前とは違い、自分の感情をコントロールとすることができたから、違う今日があるのだと思う。これからワクワクドキドキがいっぱい待っている気がする。
豊かに幸せに生きる道 @fushigi
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