餅つき

五歳の息子が、「餅つきをして、鏡餅を作る!」と言い出した。


正確には、12月になった頃から言っていたのだ。保育園で、そんな話を聞いたらしい。

「まだ早いよ」と誤魔化していたのだが、年末になりいよいよ切羽詰まってきた。


「杵と臼と餅米、みかんを買いに行く」という息子に、「杵も臼もスーパーには売ってないんだよ」と説得開始。


「じゃあ、頑張って手でやろう!」と聞き入れない息子…。


「ばぁばの家で明日、餅つきやるんだって。そこで一緒に鏡餅作ったら?」と交渉開始。


「やだ!!うちでやる!!」と、決裂…。


息子が「炊飯器で出来るんじゃない?」と言い出したので、出来ないことを証明すべく、クックパッドで検索。


「炊飯器 餅米 餅」で、見事にヒット!!


…結局、炊飯器で餅つきする羽目に…。


〈レシピ〉

餅米 3合

水 430cc

片栗粉 適当

バット

①炊飯器で餅米を炊く。

②お釜に入れたまま、すりこぎでひたすら餅米を混ぜ、つく。

③餅っぽくなったら、バットに片栗粉をまぶした上に餅を広げる。

④餅にも片栗粉をまぶし、適当な大きさにちぎって丸めていく。


ひたすら、つく。

辛い…。

息子が一言。


「餅は、買った方がいいね」


お前がそれを言うなあぁぁぁ!!!


主に連れの頑張りにより、完成!

思ったより、餅になりました。

きな粉、砂糖醤油、海苔を準備して、いざ昼食!

つきたてのお餅の柔らかさ。

「最高!!」と、息子。

無事、鏡餅も息子の机にお供えできました。


無理だと思ったけど、結果的には息子のお陰で良いチャレンジができたなぁと。


今年もいろいろありました。

その中でも、カクヨムを始めたのは、生来腰が重い私にとって、大きなチャレンジでした。

お陰で、日々が変わったなぁと。

カクヨムで出会えた皆さまに、感謝です。

フォローして下さった方、🖤や☆を下さった方、お一人お一人の作品全てはなかなか目を通せずにいますが、気長にお付き合い下さいませ。


今年も、もう終わり。

良いお年を。

新たな一年、貴方にたくさんの幸せが訪れますように。







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