インフルエンザ

文字通りの内容…。


先週、児らが次々とインフルエンザに倒れた。

看病疲れが祟ったか、気付けば私もインフルエンザ…。


尋常で無い悪寒、咳を堪えて受診したのが4日。熱の出始めで陽性は出ず、確定したのは5日。

服薬後も解熱せず、「平熱、実は38度だったんじゃない?」という錯覚を覚える。

やっと平熱に戻ったと思いきや、6日の夜、38度に舞い戻る。

8日夜、やっと平熱に戻る。

四日間、口にしたのはゼリー、豆腐、おかゆ。体重が二キロ減少。

9日、少しずつ食事がとれるようになり、明後日からは出勤できるかと思いきや。


0時頃、喉の渇きで目覚める。

1時。まだ眠れず。

2時。観念して体温計を取り出す。


38度…。


もうこれ以上は休めない、というくらい、休んだはずなのに!!!


痛みと闘う人は、偉大である。

痛みは、他者と共有不能な体験だ。

痛むとき、私と痛みは一体となる。過去も未来も無い。

痛みと向き合う時、人は己と向き合っている。


病と闘う人は、偉大である。

病は果てしなく広く、深い。

病の終わりを知る者は、本当はいない。

永遠に続く砂漠をゆくような孤独。


日々、これらに向き合い生きている方々に、心からの敬意を。

精一杯の、祈りを。


やっと睡魔が訪れ始めたかに思えたとき、寝ぼけた娘に蹴り起こされて振り出しに戻る。


誰を恨みようもない。

日頃の行いと無関係に、災厄は降りかかる。

単に、こどもには予防接種を受けさせたのに、自分を後回しにしていた私のミスだ。

泣き言を言ってる暇は無い。今をどう生きるかを考え、とにかく生き抜くしかないと子育てで学んだ。


天井を見つめるしかない日々の中で、ひとつ着想を得た物語がある。

気分だけ、正岡子規の病床六寸、だっけか。

私は、生きる。

そして、書く。


眠れないのに飽きて、こんなに書いてしまった…。

まだ猛威を振るう、インフルエンザ。

皆さま、どうぞ予防接種を!!ご自愛を。


来年は、早々に予防接種を受けることを、誓う。




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