第861話 2022/2/21 小ネタ集

 本日は11時半起き。寒い寒いと思ったら雪が降っている。神経症的不安は増大する一方。ああしんど。

 昨日は小説を書かず、一日本を読んでいた。ロリータの本。ロリコン本ではない。ロリータファッションの本である。自分が知識も興味もない世界の情報というのは、凄い面白いか、まったく詰まらないかの両極端に分かれるのだが、この本は前者だった。愛故に濃い。何とも奥の深い世界だなと感心した次第。

 そんなこんなで本日は小ネタ集。ネタがない。始まり始まり。


 イギリスのエリザベス女王陛下が新型コロナに感染された模様。症状は軽度でありウィンザー城で軽い公務を続けておられるそうだが、まあ年齢が年齢である。もうすぐ96歳になられるのだ、いまでも最高レベルの医療は受けておられるのだろうが、イギリス政府は万一のことを考えてさらなる注意が必要だろう。いまこのタイミングでもしものことがあれば、ジョンソン政権は吹っ飛ぶかも知れない。


 日本共産党は昨年の衆議院選挙で議席を減らした訳だが、いまだに敗北したとは言っていなかったように思う。さて、NHKの報道によれば、その事実上敗北した要因の1つに安全保障や天皇制など、党の政策に対する有権者の誤解があったと分析し、今年夏の参議院選挙に向けて党の綱領や考え方を解説した冊子を作成したらしい。

 まず自衛隊については、

「いますぐなくそうなどと考えていない。将来、アジアが平和になり、国民の圧倒的な多数が『軍事力がなくても安心だ』と考えたときに、はじめて憲法9条の理想にむけてふみだそうと提案している」(NHK)

 としているのだそうな。

 また天皇制については、

「与党になった場合、廃止することは絶対にしない。続けるかなくすかは、あくまで憲法にもとづいて国民の総意にゆだねるというのが方針だ」(NHK)

 ということらしい。

 何にもわかってないな。制度や組織を残せばそれでいいだろう、という話ではないのだ。国民はそんなものに敬意を向け、信頼を置いている訳ではない。国が、国家全体が皇室に敬意を持つことを良しとし、自衛隊に信頼を置く気持ちに無理を感じさせることなく、どちらも必要不可欠なピースとしてこの国を形作ることに価値があるのだ。

 て言うか、だ。「国民の圧倒的な多数が『軍事力がなくても安心だ』と考えたときに、はじめて憲法9条の理想にむけてふみだそう」とか言うのなら、逆はどうなのかを明確にすべきだろう。国民の圧倒的多数が「軍事力を増強して欲しい」と考えたら日本共産党はそれを容認するのか。いまウクライナで起こっているような事態が東アジアで発生したら、日本共産党は日本の軍備拡大を支持するのか。それを明確にしないのなら、何の意味もない言葉の羅列に過ぎないだろう。国民をたばかろうとしていると言っても言い過ぎではない。

 こんな冊子を作って配ったところで、参議院選挙には勝てまい。まあ正直、その方が有り難いのだが。


 ついでに。立憲民主党の泉代表は19日、同党の国会議員との懇談会で参議院選挙の野党協力について、

「総力を結集して戦っていかなくてはならない。立憲民主党が中心となって、少なくとも改選議席の過半数の確保を目指す」(NHK)

 と述べた模様。まあ、とりあえずガンバレ。


 これだけ文明が発達し情報が世界の隅々まで行き交うような時代になっても、「お化け」の話題はなくならない。ただし国や年代によってイロイロ違いはあるようなのだが。

 アメリカでお化けと言えば、いまやゾンビが定番である。昔は幽霊が定番だったのだがな。「幽霊城のドボチョン一家」とか「ドボチョン一家の幽霊旅行」とか「キャスパー」とか。この頃は吸血鬼やフランケンシュタイン(の怪物)やミイラ男なども幽霊と同列に扱われていた。

 しかしいまはとにかくゾンビの時代。聖水や十字架や銀の弾丸は効果を失い、その代わりがショットガンとなっている。非常にシンプルかつマッチョであり、有難味もクソもない。頭部を物理的に破壊すれば確実に倒せる怪物など何が面白いのだろう。数以外に怖い要素など何もない気がするのだが。

 さて18日、アメリカのサウスカロライナ州ローレンスにある小学校に、男子児童が実弾入りの拳銃を持ち込んだ。どうやら祖父の銃を勝手に持ち出したものらしいのだが、警察の調べに対しこの児童は「ゾンビを撃ちたかった」(CNN)と述べているとのこと。

 個人的にはゾンビの映画もゲームも嫌いなのだが、こんなことで表現規制の声が上がるのは嫌だな。やっぱりフィクションに登場する怖いものには、「通常の弾丸は通じない」「イエス・キリストの聖なる力が宿った銃でなくては殺せない」みたいなワンクッションがあった方がイロイロと都合が良いのではないのかなあ、と思ったりもする次第。


 ロシアは現在通常戦力の75%、人数にして19万人をウクライナの周囲に配置しているらしい。そんな中、フランスのマクロン大統領は20日、プーチン大統領と電話会談を行い、ロシア、ウクライナ、欧州安全保障協力機構(OSCE)の3者会談を行なうことで基本合意した模様。

 またマクロン氏の呼びかけによって、近日中にプーチン大統領とアメリカのバイデン大統領による会談も行なわれることが基本合意された。ただしこちらは、ロシアによる侵攻がなければという前提条件がつく。

 まあ、会談するのは悪いことではないが、よほどロシア側に花を持たせなければ決裂するのは目に見えている。そもそも、「会談が行なわれるまでは侵攻しないでおこう」などといった心優しい配慮をプーチン氏に求めるのは間抜けにもほどがある。曲がりなりにも国交のあるフランス大統領の顔を一応立てただけで、この約束がプーチン大統領の決断に影響を与えることはあるまい。

 何か一発大逆転を狙える良い手はないものだろうか。


 自民党の小野寺元防衛相は20日フジテレビの番組に出演し、現在のウクライナ情勢に関連し、

「では、台湾のことを考えるとどうか。米国は台湾関係法の範囲で武器は供与する。しかし、日米同盟のように守るとまでは言っていない。台湾の人の中に『自分たち、結局見捨てられる』という話が浸透してくると、やはり中国と仲良くしようかという勢力も出てくる。実はもうすでに東アジア、台湾周辺ではハイブリッド戦が行われていると考えるべきだ」

「本来、ゼレンスキー大統領は、自国は自分たちで守ると。それがあって初めて周りの応援がくる。日本も同じだ。この問題は必ず日本に影響する。基本的に自国は自国で守るというスタンスがなければ、(ウクライナと)同じようなことになってしまう。私は大変心配している」(以上FNN)

 などと述べた。

 自民党の中にこういう考え方をしてくれる人がいることは大変に心強いのだが、さてこれが自民党全体に広がってくれるかどうかという点については、虫けらは少々悲観的である。「今まで大丈夫だったのだから、これからも大丈夫だろう」といった根拠のない楽観論が与党にも野党にも根強くあるのではないか。これはもう、北朝鮮辺りにミサイルでもぶち込まれなければ意識は変わらない気がする。できれば誰かが死んだり傷ついたりする前に行動して欲しいのだが。


 本日はこんなところで。はあ、しんど。動くに動けない。確定申告はまた明日以降にするか。頭が回らないのは糖質制限のせいかも知れないな。まあ何とかしよう。

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