第799話 2021/12/21 小ネタ集

 本日は4時半起き。眠い。二度寝するかな、これ。今日は気温も多少高めになりそうだし、部屋の暖房は切れるだろう。

 ……と、この2行を書き込んだだけで意識が途絶えた。気がつけば10時半。まいった、なーんにもやる気が出ないぞ。

 昨日は2000文字ほど書いたが、かなり頑張った2000文字。頭が疲れ切っている。今日はちょっと休んだ方がいいだろうか。夜まで潰れていようかな。そんな訳で本日は小ネタ集。始まり始まり。


 今日午前、日本では3件の死刑執行があった模様。早速AFPが食いついている。「日本は死刑制度の残る数少ない先進国の一つ」みたいなこと書いているが、もう先進国でなくていいから。CNNとかBBCとかロイターとか、その辺も食いついてくるかも知れない。事件報道と芸能マスコミに本質的な差などないとよくわかる事例である。ジャーナリストもパパラッチも同じなのだ。ああウザいウザい。


 2019年に滋賀県の大津市で歩道にいた保育園児の列に車が突っ込んだ事件に関し、大津検察審査会は15日付で、直進していた軽自動車に乗っていた女性を不起訴相当と議決した。

 園児2人が死亡し14人が負傷したこの事件で大津地検は、2019年の6月に女性を不起訴処分としていたのだが、園児の家族らがこれを不服とし、今年5月に検察審査会に審査を申し立てたのだ。

 家族の心情は理解できるが、常識的に考えて妥当な判断だろう。この事件は安全確認もせずに強引に右折しようとしたヤツが一番悪い。直進車は速度超過すらせず、普通に運転していただけだ。それで事故に巻き込まれて子供が死んだら「おまえが殺した」みたいなこと言われるのは、あまりにも理不尽だろう。不可抗力にも程がある。とにかく園児の家族の皆様には、冷静になっていただきたいところ。


 フィリピンの台風の死者は375人になり、負傷者は500人以上、行方不明者が56人になった。フィリピンは小さな島も多く、まだ連絡がつかない島もあるため、今後さらに被害が拡大する可能性もある。


 ドイツの首都ベルリンの裁判所は先週15日、2019年にベルリン市内の公園でジョージア国籍の元チェチェン独立派司令官を射殺したとして、ロシア人の男に終身刑を言い渡した。この際判事は、事件はロシア政府の指示で行われた報復のための暗殺であるとし、これを受けてドイツ政府はロシアの外交官2人を、好ましからざる人物、いわゆる「ペルソナ・ノン・グラータ」に指定し、国外追放すると表明した。

 20日、ロシア外務省はこの件に関し、「対称的な対応」として、ロシアに駐在するドイツの外交官2人を同じく「ペルソナ・ノン・グラータ」に指定し、国外追放すると発表した。ただし出国期限については言及しなかった模様。

 まあ、俗に言うところの「プロレス」である。ドイツにせよロシアにせよ、国交を断絶してやろうなどという気はまったくない。それはお互いに困るからな。だからどちらも何の影響もない部分でポーズをつけて見せているだけだ。本気で何かやる気なら大使館を撤収するだろう。大使の召還すらしていない時点で大きな問題にする気はないのだ。面倒臭い話である。


 21日、政府の中央防災会議の作業部会は、太平洋の千島海溝から日本海溝沿いでマグニチュード9クラスの地震が起きた場合の被害想定を公表した。北海道から千葉県にかけての太平洋側全体と日本海側の秋田、内陸の山形を含む9道県に被害が発生し、主に津波の影響で最大約22万棟の建物が全壊、インフラ施設などの被災も含め経済被害額は約31兆3000億円と試算した。死者は最大約19万9000人に上るという。

 甚大な被害である。政府は何らかの対策を打ち出さねばならないだろう。とは言うものの、この手の被害想定の信憑性というのはどの程度のものなのだろうな。内陸の山形には影響が出るが東京には影響が出ないというのは、正直「ん?」となる。本当はもっとヤバい数字が出ているのではないかという気がしてならない。

 まあこれでも南海トラフ地震の想定より大きな被害であるというし、何やかんや配慮してバランスを取った想定なのかも知れないが、富士山や阿蘇山が噴火するんじゃないかという話も合わせると、日本の将来はなかなか厳しいなと感じざるを得ない。それでも国外に逃げられる者など、この国にはほとんどいないからな。何とか政府に頑張ってもらうしかないが。


 政府は21日の閣議で「子ども家庭庁」を令和5年度のなるべく早い時期に創設することを決定した。イロイロ問題があろうとは思うが、子供の教育や安全について政治が何らかのアクションを起こさねばならない段階に来ているのだ、そのための役所ができることそれ自体は歓迎すべきではないか。信頼はこれから積み重ねてもらうしかあるまい。


 北朝鮮の国営メディア朝鮮中央通信は21日、首都平壌に大量の魚が届いたことを発表した。金正恩総書記が平壌市民に魚を供給するよう指示を出したのだそうな。10年前の2011年に、当時病床にあった金正日総書記が死去前日の12月16日に平壌市民への魚供給を指示した、という故事というか伝説というか逸話というか、まあそういうのがあるらしい。それに金正恩総書記が倣った訳だ。

「首都の勤労者と青少年学生は敬愛する元帥様(正恩氏)がいるので、将軍様(正日氏)の愛情が人民の心に、生活の中に、今日も変わらず流れていることを痛感した」(時事通信)

 と、朝鮮中央通信は報じているとのこと。

 どうせバラ撒くなら平壌市民だけではなく、国民全員に魚を配ればいいものを、と思うのだが、さすがにそれだけの量は獲れなかったか。記事には何の魚かは書いてないので、ブリがもらえる家もあれば、イワシ一匹しかもらえない家もあるのかも知れない。ミサイル打ち上げる金があるならシャケ弁くらい食わしてやればいいのに。


 新型コロナの感染拡大が止まらないイギリスではいま「パーティ・ゲート」が話題らしい。昨年のロックダウンなど新型コロナ規制の期間中に、ジョンソン首相を始めとする閣僚らが規制を無視してパーティを開いていたことが明るみになった問題である。何とも間抜けな話。

 そんなジョンソン首相は20日の閣議のあと記者会見し、

「公共の健康を守り、国民保健サービス(NHS)の医療機関を守るためには、残念ながらさらに対策をとる可能性を残しておかなくてはならない。行動するとなったら、ためらったりしない」

「現時点で全員に、慎重に行動するよう気を付けてほしい。つまり換気と、適切な場所でのマスク着用、手を洗うなどいつものこと。そしてオミクロン株がいかに感染しやすいか、忘れないでほしい」(以上BBC)

 と、国民に注意を呼びかけたものの、規制を強化するとは言えなかった。まあ普通言えないわな、自分たちのやったことを棚に上げては。ただでさえクリスマス前であり、規制を強化すれば国民から反発を受けるのは当たり前。それでも去年自分たちがパーティを開いていなければ、ここで強い言葉を放つこともできたはずなのだが、もはや後の祭りである。

 このまま行けば、イギリスは新型コロナ対策の大失敗国として歴史に名を残すやも知れない。次の選挙は大荒れになるだろうな。


 本日はこんなところで。頭が疲れ果てている。うがー。まあとにかく夜まで死体のように横たわっていよう。いつもとあんまり変わらんと言えばその通りではあるのだけれど。

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