第784話 2021/12/6 本日休業

 目が覚めた。寝惚け頭で視線を動かせば、視界の隅に人間の歯のような物が見える。光る歯のような物が、墓石のように並んでいる。何だ、あの不気味な物は何だ、怖い! ……光の当たったキーボードでした。そんな頭の回らない午前5時。どうするんだ、二度寝するのかな。


 今日は呼吸器の診察で午後から通院である。頭もおかしきゃ肺もおかしい、おまけに肝臓までやられている。このポンコツな肉体を何とか現状維持させねばならない。 無闇に労力と金がかかる。やれやれ面倒な。「だったら健康な生活をしろ」という声が聞こえてきそうだが、健康な生活はもっと金がかかるのだ。なのでギリギリのところで綱渡りするしか生きる道はないのである。


 ミステリーを考え過ぎてガチガチになった頭をほぐすために、とりあえず思いつきで書き始めた「老い花の姫」であるが、ここ1週間ほどはなろうでコンスタントに1日100PV前後を稼いでいる。カクヨムのPVは凸凹が大きいのだが、平均すれば1日10~15PVくらいかな。まあお世辞にも「読まれている」と胸を張れる数字ではないが、読んでくれている人はゼロではない。現在7万2000文字ほど。何とかちゃんと着地させようとは思っている。


 しかし面白いモノだ。「老い花の姫」の設定は700文字ちょっと。原稿用紙2枚に満たない。プロットなどもちろん立てていない。なのに何千文字も設定に費やして、一応とは言えプロットまで立てた小説よりPVが多い。実際にPVが多いということは、たぶん面白いのだろう。面白さというヤツは、どこに宿るのかわからんな。


 さて、そんな訳で病院から無事に戻って来た。はあ疲れた。もう疲れ果てた。夜までちょっと休もう。昨日は3000文字近く書けているしな、今日はそれほど頑張らなくてもいいかも知れない。そこそこ頑張ってみるか。ではまた明日。

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