第763話 2021/11/15 独裁者とか

 本日は11時起き。快晴。コザクラインコの群れを救助する夢を見た。たまには心地の良い夢も見るのだ。なお目覚めた瞬間、「プリキュアは1人のときが一番好きだったな」という謎のギャグを思いついたのだが、使い道ないよな、これ。

 気温は昨日より少し高めで体は楽だ。しかし相変わらずのネタ不足。小室夫妻がビジネスクラスに乗ろうがファーストクラスに乗ろうが、どうでもいいと思うのだが。大谷翔平選手が日本記者クラブで記者会見したら「結婚は」とか聞いてるし。そんなん担当記者との雑談で出るような話題だろう。何とも恥ずかしいというか、みっともないというか、もったいないというか。朝からため息をつく始末。あ、もう昼だな。


 日本の左翼の人は自民党政権を批判する際、「独裁」という言葉を使いたがる。安保法制も独裁、スパイ防止法も独裁、憲法改正も独裁、自民党は独裁政権樹立を目指していると言わんばかりである。選挙協力欲しさに公明党に振り回されているノロマな自民党が、独裁て。

 そもそも、独裁体制を完成させるには法整備だけでは意味がない。当たり前の話だが、「独裁者」が必要だ。独裁者なくして独裁体制は存在し得ない。で。自民党の誰が独裁者になるのだ。誰が独裁者になり得るのか。独裁者として日本国を手中にできるだけの能力がある政治家が、いまの自民党に存在するなら、いったい誰なのだ。

 左翼の人たちはすぐに、やれナチスだヒトラーだと言うが、自民党の中の誰がヒトラー級の独裁者たり得るのか。安倍氏か? 麻生氏か? それともまさか小泉氏か? 独裁体制を可能とするシステムが存在すれば、勝手に独裁者が湧いて出て来るとでも思っているのではないか。

 あの大政翼賛会が生まれ、軍部が権力を握り暴走した第二次世界大戦時でさえ独裁者が登場しなかったこの日本で、緊急事態条項を憲法に組み入れただけで独裁者が出現すると本気で考えているのか。何度も繰り返すが、それは誰なのだ。ヒトラーやムッソリーニやスターリン的な人物がすでに自民党にいるというのなら教えていただきたい。

 日本で独裁者の出現しにくい根本原因は、おそらく皇室だろう。自民党が何議席獲得しようが、政権支持率がどんなに高かろうが、「皇室を廃止する」なんて一言でも口にしたらすべてが吹っ飛んでしまう。現在の天皇陛下は現人神ではあらせられないが、総理大臣の10人や20人束になってかかっても歯牙にもかけないほどの破壊力を有している。言い換えれば、日本で独裁をしようと思うならまず皇室を廃止せねばならない。つまり皇室廃止を主張する者こそが独裁制を望む者なのである。我々国民はそれを排除する必要がある。誰とは言わんがな。

 さてアフリカ大陸北部、エジプトとアルジェリアに挟まれた国がリビアであるが、この国では2011年までカダフィ大佐による独裁政権が国を支配していた。結果としてはアメリカを敵に回してしまったがために崩壊したのだが、それ以後民主国家を目指したリビアは、西部の暫定政権と東部のリビア国民軍に分かれて内戦を続け、昨年2020年にようやく恒久停戦に合意した。そして今年の12月、民主的な大統領選挙を迎える。

 14日、この大統領選挙にカダフィ政権で事実上のナンバー2だったカダフィ大佐の次男セイフイスラム氏が立候補したらしい。現地では以前から待望論があったという。まあ内戦に比べれば、いかに独裁政権であろうと平和だった時代の方がいいに決まっている。アメリカを始めとする西側諸国は危険視するかも知れないが、それなりの支持は集めるだろう。ただ。

 ならばこのセイフイスラム氏がもし大統領になり、再び独裁者となってしまったとして、いまは亡きカダフィ大佐ほどの支持を得て、同程度の権力を振るえるのかといえば、かなり微妙なところであろう。独裁体制というのは、独裁者個人の資質に大きく左右されるからだ。

 南米にベネズエラという独裁国家がある。この国にいまの独裁体制を敷いたのは前大統領のチャベス氏だ。彼は強烈なリーダーシップによりベネズエラをまとめ上げ、問題は山積していたものの国家としての体裁を維持していた。しかし彼の死に際し、その権力を「禅譲」された現大統領のマドゥロ氏には、リーダーとしての資質が欠落している。マドゥロ氏は己の立場を守ることに汲々とし、権力の維持に全精力を傾けたため国家は疲弊し機能不全を起こした。実力で独裁者となった訳ではないからな、ある意味当然の結果と言えるだろう。

 セイフイスラム氏が選挙を経てリビア大統領となれば、それは一応実力と言えるのかも知れない。だがそれでも、おそらくはカダフィ大佐ほどの手腕は期待できまい。大統領であれ独裁者であれ。しかし平凡な政治家として民主的に仕事をこなして行くのは悪いことではないのだ。マドゥロ氏の道を目指すのではなく、「人気のある凡人政治家」としての人生をまっとうしていただきたいと願うばかり。


 いまさらだが、AED(自動体外式除細動器)とはザックリ書けば、止まった心臓を電気ショックで動かすための装置である。それは知っていたのだが、これに成人用と小児用があるのは知らなかった。

 で、大人には成人用を使うのが当然であるが、小学生はどちらを使うか。どうやら成人用らしい。しかし小学校の現場などで実際に使用したケースでは、教師が成人用と小児用のどちらを使うか迷うことがあるのだそうな。そりゃそうだろう。小学校1年生に成人用と小児用のどちらを使うかと言われたら、普通小児用使うぞ。

 総務相消防庁は「小学生には成人用」を周知徹底して行きたいようだが、「小学生以上用」と「幼児用」に名前を変更した方が良くないだろうか。何と言うか、もう少しユーザーフレンドリーという考え方を導入すべきだろう。想像力が欠落しているにも程がある。宝の持ち腐れにならないことを祈るばかり。


 14日、ビートルズやサッカーで有名なイギリス中部の都市リバプールで婦人科病院の前に停車したタクシーが爆発、乗客の男性1人が死亡し、運転手が負傷した。警察は数時間後、病院から1キロ余り離れた市内の住宅2カ所を対テロ関連法違反の容疑で急襲し、20代の男3人を逮捕した。

 事件から逮捕までのスピード感が凄い。おそらく以前からマークされていた連中なのだろう。ならば事件を未然に防げなかったのかとも思うが、その辺の責任問題はまた後の話か。容疑者の詳細はまだ報じられていないが、さすがにIRAという時代でもあるまい。やはりイスラム系なのかも知れない。


 本日はこんなところで。昨日は1000文字ほどしか書けていない。まあ、そんな日もある。何とか今日はまた頑張りたい。頑張れればの話だが。

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