　本日は１０時起き。晴天。カクヨムがえらい重い。何かシステム障害でも起こしているのか。こういうのは自分で何とかする事ができないから不便よな。

　青森で夜中に震度５強の地震があった模様。現在のところ大きな被害はないようだが、地震はいつどこで起きても不思議ではない国だからな。何とも心臓に悪い。

　そんなこんなで本日は小ネタ集。ネタがないないネタがない。

　今年度のノーベル物理学賞に愛媛県出身の真鍋淑郎氏が選ばれた。日本人は素直に喜んでいいとは思うが、アメリカに行かなきゃ獲れなかった賞でもあるだろう。日本の研究環境を何とかしようという声はあるものの、実際の動きが出て来ないのが気がかり。こういうところで支持率が拾えるのだけどなあ、首相は。

　共同通信の世論調査では、岸田内閣の支持率は５５％だったそうだ。安倍内閣や管内閣の発足当時より低いが、だからどうだというのだ。管内閣ができたときにも同じような事を書いたような気がするが、期待値ならともかく、何もしていない内閣の支持率を調べて何になるのだろう。記事のネタになれば何でもいいや、というところなのか。

　５日、初入閣した若宮万博担当大臣は、２０２５年に予定されている大阪・関西万博について、

「東京オリンピック・パラリンピックに続く、世界に向けて日本の魅力を発信する、国を挙げた国際イベントだ。コロナ禍を乗り越えた先の新たな時代に向けた国家プロジェクトであり、世界中の人々に夢と希望と驚きを与える、すばらしい万博を実現するために全力を尽くしたい」

「次の万博で登場する技術やライフスタイルが、次の時代の産業や新しい生活の一部になるのではないか。私が子どもの時に感動したようなことを、世界中の子どもたち、特に日本の子どもたちに感じてほしい」（以上ＮＨＫ）

　と記者団に述べたそうだ。

　いま、新しい夢や希望や驚きは、ネットを通じてリアルタイムで配信されている。万博でなくては得られないモノって何だろう。確かにお祭りではあるから、開催すれば人は集まるだろうが、それ以上の意味がそこにあるとは思えない。少なくとも関西経済復興の起爆剤になどならないだろう。パンとサーカスで何とかなるほど現代社会は単純ではない。

　フランスのカトリック教会における、１９５０年以降の約７０年間に聖職者から性的虐待を受けた未成年者などの被害者は、約２１万６０００人に上り、聖職者以外からの被害も合わせれば、およそ３３万人に及ぶと５日、独立調査委員会が報告書を提出した。

　まあ、物凄い数字ではある。ただ閉鎖的な社会では往々にして起こり得る事でもあるのだよな。人間は明確に自分より弱い立場の者を見つけたとき、嗜虐的な欲求を湧き立たせるものだ。それを律するのが宗教というモノの建前なのだが、誰も見ていないと思えば、簡単にルールを逸脱する。こういった類例は日本を含めた世界中の宗教の歴史の中にあるのではないか。理想としての宗教は人を救うものなのだろうが、現実世界では蠱毒を生み出す毒壺である。外から眺めるのはいいが、あまりお近づきにはなりたくないものだ。

　アメリカに近い中南米やカリブ海諸国は野球が盛んな事で有名だ。現在アメリカとは正式な国交を結んでいない共産主義国家であるキューバもその１つ。そのキューバ野球のU－２３代表がメキシコで行われていた野球のワールドカップに出場していたのだが、４日、母国に戻ったときには出国したときより１２人少なかったという。

　別に怖い話ではない。どちらかと言えば哀しい話だ。１２人が失踪したのは、おそらくアメリカに亡命するためだろう。キューバの野球選手はメジャーリーグには行けない。アメリカとの国交がない事が最大の理由であるが、オバマ政権のときには野球選手がメジャーリーグに参加する事を認める決定がなされていた。しかし、トランプ政権がそれをひっくり返した。結果、元の木阿弥である。すなわちキューバの野球選手がメジャーリーグに行くためには、国を捨て亡命するしか手段がなくなったのだ。

　そんな訳でキューバ野球のナショナルチームが国外の大会に参加すると、失踪する選手が出るのはもうお馴染みだったのだが、一度に１２人がまとめて失踪するというのは過去最大の記録らしい。まあそのうちチーム丸ごと失踪するケースも出て来るかも知れない。

　キューバの選手は日本のプロ野球にも来ており、高額な年俸が支払われているのだが、支払い先は本人ではなくキューバ政府である。本人の給料はキューバ政府から受け取る事になっている。スポーツ選手を外貨獲得手段に使うなとまでは言わないが、もう少し待遇を考慮してやらねば流出は止まるまい。共産主義などにこだわらず、上手い落とし所を見つけるべきだと思うのだがな。

　短いが本日はこんなところで。ネタがないときには本当にない。体調はまあまあだが、書く方はすこぶる調子が悪い。どうにかならんものだろうか。何か刺激を与えねば。