第525話 2021/3/22 独自とか
本日は6時起き。何だろうな、ここ数日。ネタらしいネタが全然見つからない。体調が悪くて感覚が鈍っているのかとも思ったのだが、体感的には調子は良い方なのだよなあ。かなり良い。なのに面白そうなネタがまるで見つからない。ふうむ。
何度か書いているが、物事に何かの「前兆」があると考えるのはほぼオカルトだと虫けらは思っているのだが、こうも世間が静かだと――ミャンマーやアフガニスタンなどに目を向ければ決して静かではないのだけれど――反動で何か起きないだろうかと不安になってしまう。何ともかんとも。
仏典「維摩経」に由来することわざに、「泥中の蓮」がある。あまり使われない言葉であるが、意味は読んで字の如し。泥の中にあっても蓮の花は美しい。周囲の環境が悪くても、それに染まらず清く美しく生きている者を言う。この対義語としてもっとも知られている言葉が「朱に交われば赤くなる」であろうか。
人間は易きに流れるものである。なかなか泥中の蓮のようには生きられない。朱に交わって赤く染まった方が生きやすいのだ。それを責めても詮無い事。ただ人として尊敬はできないがな。
さて先般の大統領選挙に起因する騒動によって、TwitterやFacebookなどSNSから垢BANされたアメリカのトランプ前大統領であるが、側近のジェイソン・ミラー氏が21日にFOXニュースのインタビューで明らかにしたところによると、
「彼は自身のプラットフォームを使って、2~3カ月後に戻ってくる」
「ソーシャルメディア界の注目の的となり、ゲームを完全に再定義する。トランプ氏が何をするかを誰もが見ようとするだろう」(以上時事通信)
とのこと。既存のプラットフォームを使用せず、オリジナルの独自プラットフォームを立ち上げて遠慮なしに好き勝手に情報発信をする模様。まあそれはそれで良いのではないか。需要はあるのだろうし。メディアもネタができて嬉しいだろう。
とは言え、どんな形になるのかは興味がある。TwitterやFacebookの公式ページみたいになるのか。スマホアプリを作ってもApp StoreやGoogle Playは審査で落とすだろうしな。昔のホームページに掲示板みたいな構成になったら面白いのだけれど。いっそホームページビルダーで作ってくれないだろうか。
サーバーはどうするのだろう。普通にどっかの企業のサーバースペースを借りるのか。自身でサーバーなんて立てたら絶対に落とされると思うのだが、ただ情報を制限されずに流し続けるには、独立したサーバーを持っていた方が有利なような気はするところ。
TwitterやFacebookはどう対応するのだろうな。トランプ氏の新SNSに対してリンクが張れないようにするのか。それともそこまで関与はしないのか。だが関与しなければ結果的に、タイムラインにトランプ氏の言説が垂れ流しになる。何らかの動きは見せるだろう。
トランプ氏の行動は外野から眺めている分には非常に面白い。既存の秩序をドンドン破壊してくれるからな。ただ、それを崇め奉る連中が気持ち悪い。別にトランプ派でもいいのだ、マトモな判断力がありさえするのなら。しかしどうもトランプ氏の周りには陰謀論にドップリ浸かった連中が、誘蛾灯にでも集まるかの如くウヨウヨしているように見える。彼らは先般の議事堂占拠に見られるように、トランプ氏の首を締めるだけの存在だ。
などと言うと「あれはANTIFAがー!」とか言い出すのだろうが、それが仮に事実だとしても、そのANTIFAごときに付け入られたトランプ派の間抜けさ加減には気付かない。そういうのが跳梁跋扈している。しかし人間、朱に交われば赤くなるのだ。この手の連中に染まりたくなければ中には入らない事である。
2011年にトルコのイスタンブールで締結され、トルコが真っ先に批准した欧州評議会の「女性への暴力およびドメスティックバイオレンス防止条約」、いわゆる「イスタンブール条約」から、20日トルコが脱退した。
現大統領のエルドアン氏が首相時代に率先して参加した条約であるが、まあ彼はイスラム主義の保守派が支持基盤であるからな、そちらに色目を使わねばならん状況なのだろう。イスラムは家父長制の社会である。女性の権利保護に対して抵抗感があるのではないか。自らの権力を支えるためなら国を後退させる事も厭わない。これは別にトルコだけに見られる現象ではない。
この脱退に対して欧米各国から非難が集まっているようだが、それで撤回する事などまずあるまい。トルコの女性には同情するしかできない。
金正男氏の暗殺以降、在北朝鮮大使館が閉鎖されるなどギクシャクしていたマレーシアと北朝鮮の関係であるが、北朝鮮が19日に国交断絶を正式に宣言、マレーシアのクアラルンプールにあった北朝鮮大使館が21日に閉鎖され、大使館員らは国外に退去した。
まあ北朝鮮としては、いまさら断交した国が1つ増えたところで痛くもかゆくもない、という姿勢であろう。実際のところ、マレーシアとの国交が断絶するより、日本の朝鮮総連が非合法化される方が北朝鮮には痛いはずだ。別に差別を煽る訳ではないが、北朝鮮による拉致問題が事実として明白になった時点で、日本は何らかの動きを見せるべきだった。
確かに小泉氏が平壌に赴いた事は評価すべきである。しかしそれで終わってしまった。拉致被害者の一部が戻されただけで後が続かなかった。拉致被害者の全員帰還を最低条件として、それを飲まないのなら息の根を止めてやる、くらいの事は態度として見せるべきだったのではないだろうか。
実際に戦争をやれと言っている訳ではない。しかし国を動かす者にその覚悟がないのは困る。相手はマトモな人間ではないのだ。決意と覚悟を見せてやらなければこちらの意図すら理解できまい。それができないと言うのなら、国会議員になど立候補しないでいただきたいところ。
本日はこんなところで。絞り出してこの程度。ホント何にもネタがない。
昨日は300文字くらいしか書けていないはず。まだ本調子にはほど遠い。何とかしないとなあ。
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