第421話 2020/12/8 急降下とか

 本日は9時半起き。と言っていいのかどうか。午前1時頃に目が覚めてから、うつらうつらの状態をずっと続けて8時間ほど。もの凄い疲れた。寝てるだけで疲れるってもうどうしたらいいのやら。買い物に行こうかとも思っていたのだが、ネットスーパーでいいや。危なっかしくて車に乗る気にならない。はあ、厄介な厄介な。


 物を投げると落下するのは当たり前の物理現象である。プロ野球選手の投げる時速160km の剛速球であっても、地面に落ちるまでそう長くはかからない。もっとも秒速7.9km を超えると、重力とのバランスが取れて落ちてこなくなる。これが第一宇宙速度と呼ばれ、人工衛星を打ち上げるのに必要な速度だ。

 秒速11.2km を超えると地球の重力を脱出できる。これが第二宇宙速度で、「脱出速度」とも言われる。このあいだカプセルを帰還させたはやぶさ2はこの速度で打ち上げられた訳だ。

 そして秒速16.7km を超えて地球の公転方向に打ち出されると、太陽の重力を離れ太陽系の外、恒星間宇宙へと飛んで行く。これが第三宇宙速度となる。アメリカの探査機ボイジャー1号2号が飛んだのがこの速度である。といっても実際のところボイジャーは撮影のために減速したり、惑星の重力を使っていわゆるスイングバイ、要は周囲をグルッと回る事で加速したりしていたので、ずっと第三宇宙速度で飛行していた訳ではない。

 まあ何にせよ、もの凄い速度で、つまり大きなエネルギーで持ち上げれば、落ちてこない領域にまで達する事ができるという話だ。

 さて、ここ最近の報道各社の世論調査によると、管内閣の支持率が急降下しているそうだ。読売新聞で前月から8ポイント減の61%、毎日新聞系のJNNで11.5ポイント減の55.3%だったという。まだ半分以上あるのか、意外だな。

 JNNは足を引っ張りこそすれ下駄を履かせようなどとはしないだろうし、逆に読売新聞は下駄を履かせたいところだろう。なのにどちらも1割前後下落しているというのは、実際その程度世間が管政権を見限り始めている事実の表れなのだろうな。

 支持率は物理現象ではないが、まあロケットみたいなものである。上げるためには大きなエネルギーが必要だ。燃料をドンドン燃やし、加速し続けなければいずれ落ちてくる。まして何もしなければ当然落ちる。長年安倍政権で官房長官を務めた管氏がそれを知らない訳はあるまい。なのに党内政治に汲々として国民に向けたメッセージすら満足に出せない現状で、支持率が落ちるに任せている。

 管氏本人はそう何年も首相を務めたいとは思っていないのかも知れないが、腰掛けでやられるのは国民の一人としては迷惑である。先頭に立って現状を何とかするつもりがないのなら、若い世代に席を譲ってはどうか。まあ若いからといってどっかの某外務大臣みたいなのは困るものの、この国難といえる状況である、バイタリティのある人物にこそ国のリーダーを務めてもらいたい。

 思い出登板はもう叶ったはずだ。そろそろ次を見据えて行動していただきたいところ。


『モンスターハンター』、いわゆるモンハンと言えばカプコンの人気ゲームシリーズであるが、虫けらは一度もやった事がない。そもそもゲーム機とかWiiしか持ってないからな。ソフトはドラクエ1、2、3だけである。もう新しいゲームをやりたいという欲求すらないのだ。

 それはさておき、現在モンハンはハリウッドで映画化され、日本では3月に公開される予定だが、中国では先行公開されているという。いまのハリウッドは本当に中国が大好きなのだな。

 ところがこの映画モンハンの中に中国人に対する差別表現があったとして抗議の声が殺到し、現在公開が中止されているのだそうな。どんな酷い差別表現があったのかと言えば、登場する中国人俳優にこんなセリフをしゃべらせたらしい。

「What kind of knees are these? chiniese」

 英文だけ見せられても何が何やらわからないという人もいるだろうが、カタカナで書くとわかりやすい。要するに「ニーズ(膝)」と「チャイニーズ」をかけたダジャレなのだ。これに中国人が「差別だ!」と激怒した模様。

 抗議を受けた映画制作会社は、

「差別や中傷の意図はなかった」

「中国の観客の懸念に耳を傾け、不用意な誤解を招いたせりふを削除した」(以上CNN)

 と平謝りしてるとの事だが、これは嘘ではないのではないか。どちらかと言えばこのセリフは、中国人に媚びを売るためのものだったのではと思う。自分たちがどれだけ中国人の観客の事を意識しているかをジョークに込めたのだろう。

 たぶん、このセリフが「Japanese」だったなら、何の問題も起きなかったろう。そもそも日本のゲームを原作として、何で中国に媚びへつらっているのかがよくわからないが、ジョークは相手を見て言うものである。イロイロな意味で配慮が足りない。


 インド南東部アンドラプラデシュ州で、先週末にかけて原因不明の疾患のため300人以上が入院し、1人が死亡したのだそうだ。発作や意識喪失、嘔吐などの症状があったものの、新型コロナウイルスの検査では全員陰性だったという。300人以上が全員陰性という時点でちょっとおかしいような気もしないではないが、とにかく地元当局者は新型コロナではないと言っているらしい。

 患者はみな同じ場所から給水を受けていたとの事で、水質検査が行われている。伝染病かどうかもいまのところわかっていない。

 まあ国民が十数億人いる国の300人だから、日本で300人患者が出るのとは訳が違う。そうたいした話ではないのかも知れないが、新型コロナも最初はこんな騒ぎになるとは誰も予想していなかったしな、一応気には留めておいた方がいいのだろうか。


 ロシアのサンクトペテルブルクと言えばプーチン大統領の故郷としても知られる歴史ある都市だが、エルミタージュ美術館のある場所としても有名だ。いまはどうか知らないが、昔は日本の美術館でもよく「エルミタージュ美術館展」とかやっていたものである。

 さてそんなエルミタージュ美術館の地下には約50匹の猫が飼われているらしい。元々収蔵品をネズミから守るために飼われ始めたもので、18世紀からずっと猫がいるそうだ。

 そんな猫たちに、先般亡くなったあるフランス人が「少額」の遺産を寄付したという。館長曰く、

「これは猫と慈善活動の両方にとって素晴らしいPRになる。額はそれほど大きくはないが、この人物が遺言を書き、フランスの弁護士が連絡してくれたことは非常に大切だ」(CNN)

 との事。まあ本当に「額はそれほど大きくはない」のなら、黙っていても良かったように思うのだが、その辺に触れるのは野暮というものだろう。いまはこんな世の中である、こういう話題があってもいいように思う。


 先般アメリカのユタ州で「モノリス」が発見されて、しかもそれが突如行方をくらまして話題になったが、その後ルーマニアに似た物が出現し、さらにはイギリスとオランダにも出て来たらしい。

 まあステンレスの板を溶接しただけだしな、技術のある人間には簡単に作れるのだろう。楽しそうで何より、としか言えない。


 本日はこんなところで。はあ、頭が回らない。

 新作の方はちょこちょことアイデアが出て来るようにはなっている。多少目鼻が付いてきたというところか。何とか形にできるよう頑張ろう。先は長いな。

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