第304話 2020/8/13 怖い事とか

 本日は9時半起き。暑い暑い暑い。他に何も思い浮かばない。そらスランプにもなるわな。暑いという言葉を発するために割かれる脳内のリソースが大きすぎる。涼しくなるまで調子は上がらないのかも知れないなあ。


 疑心は暗鬼を生ずるもので、怖い怖いと思っていたらススキの穂が幽霊に見えたりもする。虫けらは中国に疑心を抱いているので、中国のやる事なす事全部怖い。それはそう考えない人から見れば滑稽なのかも知れないが、必要な段階だと思っている。この世界には本当に「怖い事」が存在するのだ。それに気付いている者は声を上げるべきである。

 東欧の国ベラルーシは「ヨーロッパ最後の独裁国家」と呼ばれているらしい。まあ普通に考えて最後にはならないと思うのだが、ヨーロッパは特別だと考える人が少なからず居るのだろう。それはどの地域でも見られる事だ。

 そんなベラルーシでは9日に大統領選挙の投開票が行われ、現職のルカシェンコ氏が得票率80.23%で勝利した。ルカシェンコ大統領は1994年の初当選以来、26年に渡って独裁政権を維持し続けている。その陰ではロシアの民兵組織が暗躍しているとされ、強権的な政治で国民を抑圧している。今回の選挙も不正な票数の操作が行われている可能性が高いと言われているそうだ。

 選挙結果を受け、首都ミンスクでは数千人規模の抗議デモが発生、2夜連続で警察と衝突した。大統領選挙にルカシェンコ大統領の対抗馬として出たチハノフスカヤ氏も不正選挙を訴えていた。

 そもそもこのチハノフスカヤ氏、大統領選挙に出るはずではなかった。本来は夫が出るはずだったのに逮捕、収監されたため、急遽出馬する事になったのだ。出馬に当たり、彼女は2人の子供たちを隣国リトアニアに脱出させている。最初から身の危険を感じていたのだろう。

 そして彼女は選挙後一時的に消息不明となり、11日にリトアニアに脱出した事が明らかになった。どうやらベラルーシ国内で当局者に身柄を拘束され、そのままリトアニアに連れ出された模様。リトアニアの外相はBBCの取材に対し「他に選択肢がなかった」と答えている。もしリトアニアに行く事を拒めば、彼女に何が待っていたのかを考えるのは恐ろしい。

 おそらく拘束されていた期間に撮影されたと覚しき映像がYouTubeで公開され、その中でチハノフスカヤ氏はこう述べている。

「この選挙戦で本当に強くなり、たくましくなり、おかげでどんなことがあっても立ち向かえると思っていたが、実は私は今も前と同じ弱い女なんだと思う」

「今の状況のために投げ出して良い命など、ひとつもない」

「私たちにとって一番大事なのは子供たちだ」(以上BBC)

「多くの人が理解してくれるだろうし、多くの人が私を裁き、憎み始めるだろう」

「私のような選択に迫られた者を神は許してくれる」(以上時事通信)

 何がどこまで本当の本心なのかは彼女にしかわからない。ただ言えるのは、この世界には「怖い事」が存在する。それは怖れ、忌避すべき事である。ベラルーシであれ中国であれ、そのすべてが明るみに出る事を、いまは祈るばかり。


 アメリカの民主党から次の大統領選挙の候補として選ばれる事がほぼ確実なバイデン氏が11日、副大統領候補としてカマラ・ハリス上院議員を選んだと発表した。女性の有色人種だからだろうか、NHKといいBBCといい、かなり大きく扱っている。ただ大きく扱うだけなら良いが、これをこき下ろすトランプ大統領の発言を、さも憎々しげに取り上げているのも共通している。公共放送同士で横の連携でもあるのだろうか。

 虫けらはトランプ大統領は嫌いだが、だからといって4年前のメディアの失態を忘れた訳でもない。今度こそはトランプ氏に落選してもらいたいというメディア側の理屈というか自尊心というか、そういうのもわからんではないのだけれど、実際のところどうなのだろうな。

 ハリス氏の事はよく知らない。先般の民主党の大統領選挙候補者選びが始まったとき、早い段階で「金がない」といって脱落した印象しかないのだが、金さえあれば何とかなるのだろうか。オバマ前大統領も彼女を副大統領候補に据える事を支持しているとは言え、民主党支持者層以外から票を集められるのかは未知数であろう。BLMは大きなうねりだが、そこだけにおもねってもなという気がする。

 正直トランプ政権があと4年続くのはウンザリするが、かといって対中国を考えたときにバイデン大統領に期待ができるかと言えば、弱い。弱すぎる。アメリカ政界の人材不足も深刻であるなとため息をつきたくなるところ。


 今日も短いが、こんなところで。ネタがないのだ。

 昨日は1000文字弱。調子が上がらない。何か良い方法はないものかなあ。なるべく電気代がかからない方法で。

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