第267話 2020/7/7 九州豪雨

 本日は7時半起き。雨はさほどでもないが、風が強い。朝一番で市役所に行って犬の死亡届を出してきた。あっという間に終わった。特に感慨もなく。


 今日は七夕であるが、とてもそんな事を言い出せる雰囲気ではない。福岡県、佐賀県、長崎県に出されていた大雨特別警報はすべて警報となったものの、大分県の日田市では筑後川が氾濫、大分県と熊本県にまたがる下筌しもうけダムでは緊急放流を行っている。しかもこの雨はまだまだ続き、九州各地は8日にかけて大雨となる模様である。


 福岡県の大牟田市では救助要請が400件を超えているらしいし、熊本県の南関では建物に土砂が流入し、宿直していた20代の男性が生き埋めになったそうだ。あまりに広範囲で、しかも時間的スパンが長いため、政府もメディアも被害規模の想定が出来ずにいる。物的損害も人的被害も、まったく未知数となっている現状である。とりあえずNHKは熊本県を中心に52人死亡、2人心肺停止、12人行方不明と報じているが、これ以上被害が拡大しないとは誰も思っていないだろう。


 2年前の平成30年7月豪雨(いわゆる西日本豪雨)と比較しても、同等の被害が出る可能性が少なからずあるのではないか。政府にはそれを前提として迅速な対応を願いたいのだが、軽快なフットワークで柔軟に、というのはいまの政権には難しいかも知れない。しかし前例はあるのだ、何とかならんものか。「特定非常災害」の指定も検討、ではなく、先に指定してから後でその必要がなかったのなら訂正すれば良い。混乱は生じるだろうが、いま手を伸ばさなければ死に瀕する人が居る状態でタイムラグが発生するよりはマシだろう。そんなに難しいものなのか。


 さしもの新型コロナも、この規模の自然災害の前には道を譲らざるを得ない。東京都の感染者100人以上何日連続といった報道も、片隅に追いやられた感がある。まあそれは仕方ない。人はより差し迫った危険に対して敏感になるものだからな。ただ一部のメディアはこの災害で被害に遭った人たちを、例によってお涙頂戴的な記事にしている。災害が終了した後でなら、まだ何とかわからないでもないのだが、いま継続中の災害に関してこんな記事が書ける神経が理解できない。人の生き死にを本当に文字や数字の上の情報としか考えていないのだな。金を儲けるためなら倫理も矜持もなしか。我が国のメディアが口にするジャーナリズムも報道の自由も、所詮はこのレベルである。情けない。


 豪雨以外の話題としては、ブラジルのボルソナロ大統領が発熱し、新型コロナウイルス感染の検査を受けたという話があるが、結果はまだ不明である。きょうはそれくらいか。


 このところあまり文字数が書けない日が続いているが、これでも何とか頑張っている方である。まあリハビリだと思って長い目で見て頂きたい。

 昨日は『魔獣奉賛士』を更新できた。今日もまた頑張って書こうと思う。書けるとは言わないが。

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