第197話 2020/4/28 小ネタ集

 本日は9時半起き。何とか頑張ってこの時間、という感じである。

 昨日は金を無駄遣いしてしまった。文字通り、何のメリットもない、何も手元に残らない金を1万円も使ってしまった。自己嫌悪。頭の片隅に「10万円もらえるから大丈夫」という感覚があったのは間違いない。こういう行動を繰り返すと金銭感覚が麻痺し、エラい事になるのは考えなくてもわかる。子供じゃないんだから、ちょっとは我慢する事も覚えてもらいたい、と自分に文句をつけるところ。

 さて本日は小ネタ集。相変わらずネタが見つからないのだ。


 27日、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は、新型コロナウイルスとの戦いに「勝利した」と言明した。実際、ニュージーランドの昨日の感染者数は1人だったという。

 ニュージーランドでは5週間に渡って警戒レベルが最高の4とされ、厳しい移動制限が課せられていたが、昨日夜から警戒レベルは3に引き下げられ、一部企業や持ち帰り販売の飲食店、学校などの再開が可能となった。

 無論、ニュージーランドの外の世界にはまだ新型コロナウイルスが蔓延しており、いつどんな経路で流入してくるかわからない。アーダーン首相もいつになれば平常の生活に戻れるかは不明であるとした上で、

「自信を持ってそれを取り戻すためには、ゆっくりと注意深く進まなければならない」

「ニュージーランド国民の健康上これまで達成してきたことを、危険にさらすつもりはない。したがって警戒レベルを『3』にとどめる必要がある」(以上AFP)

 と述べたそうだ。

 まだまだ先は長いという事だろう。とは言え、これはニュージーランドだけではなく、世界にとっても大きな希望の明かりだと言える。何せアーダーン首相の言葉である、中国の報道官が言ってるのとは重みが違う。その程度の信頼感は置いて良い人物だと思うところ。


 首相と言えばイギリスのボリス・ジョンソン首相が27日、新型コロナへの感染で療養生活に入った後、初めて公の場に現れた。首相官邸の前で演説を行い、

「厳しい状況は理解しており、なるべく早く経済の立て直しを図りたい」

「国民の今までの努力と犠牲を無駄にすることや、流行の第2波や多数の人命の喪失、NHS(国民保険サービス)の崩壊を招く危険を冒すことは断じて避けたい」(以上AFP)

 と述べ、ロックダウンの延長に国民の理解を求めたという。

 まあ何はともあれ、無事に戻って来られて何よりである。イギリスがニュージーランドのようになるには、まだまだ乗り越えなくてはならない山が幾つもあるのだろうが、頑張っていただきたいと思う次第。


 一方イタリアのジュゼッペ・コンテ首相は26日、続いていた移動制限を5月4日から緩和する計画を発表したが、これは1日あたりの死亡者数が減少した事を受けての事であるらしい。

 ちなみに26日に発表された1日当たりの死亡者数は260人。これは3月14日以降最少らしいのだが、うーむ、ニュージーランドの数字を見てしまうと、これで緩和して大丈夫なのかと思えてならない。数字の意味は何と比較するかで変わって来るというのはわかるし、ニュージーランドとイタリアではイロイロと規模に差があるというのも理解できるのだが、本当に大丈夫か。

 同じ26日にはスペインで外出制限措置が緩和された。もしかしてそれを横目で見ての判断だったりしないのか。「スペインでは制限が緩和されたのに、何故イタリアでは緩和できないのだ」みたいな突き上げがあったのかも知れない。イタリア政府には同情するものの、ここで判断を誤るとエラい事になる。慎重な判断を期待したい。


 27日にロイターが報じたところによると、新型コロナウイルスの問題に関し、中国政府からドイツ政府に対して何らかの働きかけがあったのではないか、という緑の党の質問に、ドイツ内務省は書簡で返答をしたのだが、そこにはこう書かれていたという。

「ドイツ政府は、中国の外交官が同国の新型コロナ対策について前向きなコメントを公式に出すよう個人的に働きかけていたことを把握している」

「連邦政府はこうした要請には応じていない」

 また同じく27日のロイターが報じているのだが、 オーストラリア政府が世界保健機関(WHO)加盟国に、新型コロナウイルスの発生源や感染拡大に関する独立調査を支持するよう求めている件に関連し、中国の在オーストラリア大使が、

「普通の市民は、なぜオーストラリア産のワインを飲まなければならないのか、なぜオーストラリア産の牛肉を食べなければならないのか、と思うだろう」

「学生の親も、子供を留学させる一番良い国なのか考えるだろう」

 と発言した事について、オーストラリアのペイン外相は、

「経済的な威圧はこうした調査の呼び掛けに対する適切な対応ではなく、そのような考え方を拒否する。私たちに必要なのは国際協力だ」

 と反発したそうだ。

 こうやって中国のやり方が槍玉に挙げられて行くのは、世界にとって良い事であろうと思う。少しでも生活しやすい世の中になるためには。


 CNNが北朝鮮の金正恩委員長の重篤説を流してから1週間ほど経ったが、相変わらず北朝鮮に動きらしい動きはない。一応北朝鮮メディアから否定する報道はあったものの、真相は藪の中である。

 これについてアメリカのトランプ大統領は27日、ホワイトハウスでの記者会見において、こう述べた。

「おおむね承知しているが、今は話せない」

「快癒することを祈る」

「遠くない将来に君たちも知ることになるだろう」(以上産経新聞)

 普通に読めば金委員長は病気であるという事になるのだが、それは話して大丈夫だったのだろうか。トランプ大統領の発言なので、その辺は危なっかしい。まあとりあえず、現段階では生きているのではないか。あまり大きな期待はしない方が良いのだろう。


 アメリカの国防総省は27日、海軍の航空機が捉えた3つの映像を公開した。これは以前からアメリカのメディアが報じていた未確認飛行物体(UFO)に関するもので、その信憑性が問われていた。つまり映像は「本物」であると国防総省が認めたのだ。もちろん、映っている物の正体が何であるかは不明のままである。

 何故いまになって映像を公開したのかについて、国防総省はこう述べている。

「出回っている映像が本物かどうかや、ほかに何か隠しているのではないか、という人々の誤解を解くためだ」(NHK)

 まあアメリカの上の方でもイロイロ大変な事があるのだろうとは思うが、これによってオカルティストの一部が調子に乗るのは目に見えている。しばらくウザい思いをしなければならない人たちが居るであろう事には同情する次第。


 本日はこんなところで。昨日は事実上休養日だった。何も書いていない。今日からまた頑張るとしよう。ああ、それにしても1万円がもったいない。

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