続・虫の日記

第169話 2020/3/31 尻をまくるとか

　本日は８時起き。背中は痛むが食い物がない。仕方ないので買い物に行った。相変わらず車が多い。自転車もしょっちゅう見かける。不要不急の外出は自粛しろよ、と自分の事を棚に上げて思ってしまう。まあ、まったく何の用もないのに外出している人間は、さすがにいないのかも知れないのだが。

　昨日は一日何をしていたのか、ほとんど覚えていない。気付いたら外は暗くなっていた。はあ、落ち込んでも仕方ないのだけどなあ。

　尻（ケツ）をまくった経験はあるだろうか。威嚇する、脅すような態度を取る、という意味であるが、何故それが尻をまくる事になるのかと言えば、これは日本人が着物を着ていた時代にできた慣用句だからだ。ことわざや慣用句は、その国の文化や歴史を表している。昔の日本では、男が着物の裾をまくり上げ、尻を見せる事が威嚇だったのだ。

　猿のようだな、という感想もあるかも知れない。まあ人間は本質的に猿であるから当たり前と言えば当たり前か。とは言え、これは着物だからというか、威勢良く「まくり上げる」から威嚇になるのである。ズボンだとこうは行かない。尻を見せるためには中腰になってずり下ろさねばならんからな。威嚇ではなく別の意味に取られてしまう。

　さて、これはいったいどんな意味だったのだろうか。北海道の旭川市に駐屯する陸上自衛隊第２師団は３０日、２０歳の男性陸士長を停職４ヶ月の懲戒処分とした。陸士長は３１日付けで依願退職する。何があったのかと言えば、彼は当時未成年だった昨年７月１７日の午後１１時５０分頃、旭川市内のコンビニへと向かう途中、約１００メートルに渡って尻を出しながら自転車を運転したのだそうだ。それを見ていたコンビニの店員が警察に通報した事によって発覚した。

　昨年の事件を今頃処分するのかと思うかも知れないが、この陸士長は昨年９月に公然わいせつの容疑で旭川地検に書類送検され、旭川家裁が６カ月の保護観察処分としていたのだ。その保護観察が終わった事を受けての、今回の処分なのだろう。

「性的興奮を得るためにやった」（産経新聞）

　と彼は供述しているそうだが、これも露出癖と言えるのだろうか。前ではなく後ろを出しても興奮する、もしくは後ろでなくては興奮しないのかも知れない。あるいはかつての日本人が尻をまくって威嚇したように、誰かに対するメッセージだったりして。これ以上書くといろんな方面から怒られる可能性もあるのでやめておくが、まあ世の中イロイロ、人もイロイロであるなと思う次第。

　３１日、外務省はアメリカ、ヨーロッパ、カナダ、中国、韓国など４９カ国・地域の感染症危険情報をレベル３に引き上げ、渡航中止勧告を出した。これでレベル３の国・地域は７３に達した。近くこれらの国からの入国を拒否する模様。

　うん、やらないよりやった方が良い。遅いという声はあるだろうがな。ただ、もう一旦全世界に対して渡航中止勧告を出して、状況を見て段階を下げて行く方が状況に合っているような気がしないでもない。この期に及んで渡航中止勧告が出ていない国を探して旅行に行く、想像力のないヤツは絶対に居るだろうし。

　東京都台東区の上野公園でホームレスの女性が殺された。この件で警視庁上野署は、台東区在住の６０代の男を３０日書類送検したのだが、逮捕はしていないという。

「逃走の恐れが低いなどの理由から身柄の拘束は必要ないと判断した」（産経新聞）

　との事。これ、近隣の住民は落ち着かないだろうな。まあ動機や殺害に至った事情などを考慮しての事であろうとは思うが、殺人事件の容疑者を拘束しないのは異例である。いったい何があればこんな状況になるのだろう。人が死んでるのに不謹慎だとは思うものの、なかなか興味深い。

　短いが、本日はこんなところで。広がる話題が見つからなかった。まあ仕方ない。

　昨日は１０００文字ほどは書けたのかな。そこそこ頑張れた。今日も何とか少しでも頑張ろうとは思っている。思うだけならタダなので。