第112話 2020/2/3 隗より始めよとか
本日は10時半起き。すでに半日が終わっている。たまらんなもう。こうなったら毎日アラームかけて早起きする癖をつけるしかないか。小学生でもあるまいに。て言うか、それやるとアラームの音に慣れてしまって、いざというときにもっと早起きができないかも知れない。まあ、そんな心配する必要のある日など、年に1日か2日しかないのだけれど。
やれ人手不足だ、内需縮小だ、少子高齢化だ、若者の○○離れだ、そんな言葉がメディアに踊る。経済団体などは「だから外国人労働者を入れろ」などとトンチンカンな事を言う。目先の事だけにとらわれて、遠大な計画を立てられない者ばかりが経営者にも政治家にも居並ぶ不幸。
中国の戦国時代に
「優秀な人材を集めるにはどうしたら良いか」
すると郭隗は「死んだ馬の骨を買う」故事を挙げた。この故事とは、日本大百科全書(ニッポニカ)によれば、このような内容である。
「昔、王から名馬を求めてこいと千金を託された馬丁が、遠方まで出かけて行って死馬の骨を五百金を投じて買って帰った。王がそれをなじると、『死馬の骨ですら五百金で買う王なら、生きた馬はきっと高価に買ってくれるだろうと、いまに天下の名馬が王のもとに集まってくるに違いない』と答え、はたして王は千里一駆けの名馬を三頭も求めることができた」
そして郭隗は昭王にこう言った。
「まずはこの郭隗を優遇してください。郭隗程度でも優遇してくれるという評判が広まれば、この燕に優秀な人材が集まってくる事でしょう」
これが有名な「
もちろん、実際の人材募集がそんな上手く行く訳はない。確かに郭隗を優遇すれば、それ以上に優秀な人材が来てくれる可能性もあるにはあるが、頭のイカレた勘違い野郎が集まって来る可能性もある。金や立場で郭隗以上の保証がなければ納得行かない、とゴネる面倒臭いヤツも出て来るだろう。優秀な人材の集まるメリットと、それ以外の連中を相手にする事にかかるコストのバランスによっては、隗より始められない場合もあるかも知れない。
とは言え、現状のままでは企業や組織が立ち行かないと思うのなら、先ず隗より始めてみるのは一つの手ではないかと思う。具体的に言うのなら、まず従業員の賃金を上げてみてはどうか。世の中には人件費を削るだけが優秀な経営だと思い込んでいる者が結構居るのではなかろうか。
などと言うと「韓国が失敗したではないか」と主張する者が出て来るのだろうが、何故一番酷い例を出して満足するのかわからない。韓国が失敗したなら、その内容を分析して同じ轍を踏まねば良いだけだろう。それとも1円でも賃金を上げたら100%間違いなく国が傾く確実な根拠でも持っているのだろうかと思う。
さて、ガラッと話は変わるのだが、ゆうちょpayをご存じだろうか。昨今のキャッシュレス化の流れに乗った、と言うか「なんとかpay」ブームに乗っかって日本郵政が昨年5月に始めたスマホ決済なのだが、これには一つ致命的な弱点があった。何と、郵便局で使用できなかったのだ。アホなのか。アホなのだろうな。軽く愕然とするレベルである。
しかし本日2月3日より、全国の主要な(全部ではない)郵便局で、各種キャッシュレスサービスが使えるようになり、これに伴って、ゆうちょpayも郵便局で使えるようになった。まあ普通に考えれば、ゆうちょpayを始めた時点でキャッシュレス会計の導入方針は決定していたのだろう。て言うか常識的な判断力があれば、ゆうちょpay開始とキャッシュレス会計導入は同じタイミングで行うのだろうが、何かそれができない事情があったのかも知れない。
とは言え、これで日本郵政としてはキャッシュレスに関して、ようやく隗より始められた訳だ。決済にゆうちょpayを使ってもらえれば、他の会社に手数料を払う必要もない。郵便局が今後ゆうちょpayを推して来るのは間違いなかろう。「Tポイントカードございますか」の二の舞にならなければ良いのだけれど。
年月日の表記方法は国によって異なる場合がある。日本を含めた国際標準配列では年/月/日であるが、アメリカは月/日/年であり、イギリスは日/月/年である。しかし昨日2020年2月2日は、国際標準配列では2020/02/02、アメリカ式およびイギリス式の配列ではどちらも02/02/2020となり、どの表記でも回文状態となっている。
これはパリンドローム配列と呼ばれるらしいが、前回カレンダー上でこれが発生したのは909年前の1111/11/11、次回は101年後の2121/12/12、その次は3030/03/03なのだそうな。
虫けらは記念日とかイベントにはまるで興味がないので昨日もスルーしたのだが、何百年に一度の日だったか。何かやれば良かったかな。まあ、後悔先に立たずである。
短いが、今日はこんなところで。
昨日は3400文字ほど書けた。まあまあ結構頑張った方であろう。今日も何とか頑張りたいところ。
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