第100話 2020/1/22 小ネタ集

 本日は8時半起き。まあまあだな。しかしえらい冷え込んでいる。犬を散歩に連れ出そうとしたら、玄関の前で回れ右をした。寒いもんな、仕方ない。

 さて100話目。区切りは良いが、別段これといってイベントはない。しかし、この『続・虫の日記』を始めたのはついこの間のような気がしてならないのだが、もう3箇月以上も経つのか。何か3箇月の間、ボーッと過ごしていたのではないかと感じてしまう。

 そんな記念すべき100回目は小ネタ集。特にネタもなかったので。


 インターポールこと国際刑事警察機構(ICPO)の現在の総裁は韓国人の金鍾陽氏であるが、その前は2018年11月まで中国人の孟宏偉氏が務めていた。しかしこの孟氏、同年9月に中国国内で行方不明となり、翌10月、身柄を拘束していると中国政府が認めた。どうも中国国内の権力闘争に巻き込まれた模様。

 21日、中国天津市の中級人民法院(地方裁判所)は、孟氏に収賄の罪で懲役13年6箇月の実刑の他、200万元(約3190万円)の罰金を言い渡した。AFPの報道によれば、孟氏は「あらゆる犯罪事実について正直に自白」しており、上訴する意向は示していないそうだ。

 まあ上訴なんて、しようがないわな。検事や裁判官はもちろん、弁護士だって共産党の息がかかっているのだから、誰も話など聞いてくれるはずもない。最初から決まっている結論に異を唱えようなどとすれば、ただ延々と刑務所にいる時間が長くなるだけだ。下手をすれば、まるで違う罪状を押しつけられて死刑にされるかも知れない。裁判所様の言う通りでございますと、すべてを受け入れる選択肢しか、最初から用意されていないのだ。

 中国と言えば件のウイルス性肺炎も、現地保健当局は患者数は300人と主張しているが、BBCは1700人に達しているのでは、と報じている。当たっているかも知れない。そうであってもまったく不思議ではない国である。とにかく警戒し続けるべき相手であることを忘れてはならない。


 警戒すべき相手と言えばロシアもそうだが、15日にメドベージェフ内閣が総辞職し、ミシュスチン新首相が就任して1週間、早くもプーチン大統領は21日に新内閣を指名した。主要閣僚のうち、外相、国防相、財務相にエネルギー相は留任となった。おそらくロシアの権力構造的に上の方から順番で据え置かれたのではないか。

 またその前日、20日にはプーチン大統領の憲法改正案が下院議会に提出された。内容としては、

・大統領の任期は通算で2期まで

・国家評議会を刷新し、重要度を高める

・国際法よりもロシア憲法を優先させる

・外国のパスポートや滞在許可証を持つ人、および長期間国外に在住していた人々は大統領以下すべての公職に就けなくする

・下院議会に権力を集める

 などなど。プーチン大統領は2024年に任期を終えるが、その後も権力を握り続けるための憲法改革であるとの見方が強い。自身を永久大統領に任じたりしないだけマシと言えなくもないように思えなくもないような気がしないでもないが、まあ独裁者だわな。

 とにかく自分の足場を固めて、ライバルが出て来ないよう芽を摘む。長期的な視点に立った万全の独裁体制を一気に築いてしまおうという訳だ。凡百の政治家よりも2手も3手も先を読んでいる。こんなのを相手に北方領土返還交渉など、最初から無理と言えるだろう。まったく厄介極まりない。


 立憲民主党と国民民主党の合流協議は、当面見送られる事になった。野党共闘の強化は互いに確認したという。何とも呑気な話だな。安倍首相はこれといって評価していないが、この野党が政権を獲って中国やロシアに対する事を思うと、ゾッとする。いまは日本の政界史における暗黒時代と言えるだろう。どこかから救世主が現れないだろうか。とか言ってると、ヒトラーみたいなのが出て来る可能性もあるのだが。


 小学生が将来なりたい職業にYouTuberが現れて結構経つ。しかし虫けらはいまだにYouTuberの動画を見た事がない。見る気にならない。意味がわからないからだ。たとえば、こんな風に。

 どこの国かは知らないが、「10万枚のペーパータオルでプールの水を吸収できるか」を試したYouTuberの男性が、視聴者から批判を受けて謝罪したらしい。

 最初は1枚ずつプールに入れていたが、やがてロールごと放り込み始めたのだそうな。しかし2、3時間続けてもプールの水は2、3センチしか下がらず――この時点でおかしな話。普通に考えて水位は上がるはずだ――最終的にはペーパータオルをゴミ箱に入れ、花火で爆発させようと試みたという。

 何がしたいのだろう。さっぱり理解できない。小学生が思いつくレベルのことを実際にやってみるから小学生に人気なのかも知れないが、想像しただけで頭が痛くなる。昔の親が子供に言った「ああいう子とは付き合ってはいけません」の「ああいう子」が、そのまま成長してネット環境を手に入れたという印象しかない。

 なお、この男性は批判を受けて謝罪した後、オーストラリア赤十字に1000ドル(約11万円)を寄付すると表明し、視聴者にも協力を呼び掛けたそうなのだが、視聴者関係ないだろう。おまえが勝手にやったんだから、おまえが1人で寄付しとけよ、と思ってしまうのは虫けらだけか。わからない。まったくわからない世界である。


 アメリカのバージニア州では新しく銃規制のための法案が議会に提出されたらしいのだが、20日、これに反対する銃所持擁護派が州議会堂付近で大規模な集会を開いた。集会に参加した1人はAFPの取材に対し、「武器を所持する権利は神によって与えられ、憲法で保障された権利だ。銃を持つことで安心できる。守ってくれるものだ」と述べたそうだ。

 聖書には詳しくないのでどの辺にアサルトライフルを持って構わんと書いてあるのかは知らないが、まあ気持ちとして理解できないではない。できないではないものの、銃を持ってたって守ってはくれないだろう。銃を持っていたら飛んできた銃弾が避けてくれるというのならわかるが。

 銃を持っていたら銃で襲われない、という理屈は必ずしも間違ってはいない。ただし相手が警官であった場合には、「先に撃ち殺さなければやられる」と判断されてしまう危険性がある。トータルで見て銃を持っていたら安全かどうかは難しいところではないか。

 アメリカは広い。野生動物と出くわす機会の多い場所もあるだろう。そんなところでは銃は生活必需品と言えるのかも知れない。しかし街中ではただの凶器だ。規制にもメリハリは必要ではないかと思う次第。


 本日はこんなところで。はあ、寒い。いったい何度トイレに行けばいいのか。

 昨日もまた2500文字ほど書けた。そこそこ調子の良い日が続いている。2作品で月に6万字くらい書ければ良いのだが。プロなら1週間で書いてしまう文章量だとは思うが、いまの虫けらにはこれが精一杯である。

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