第95話 2020/1/17 25年とか

 よし、今日は昨日より早く起きられたな! 30分二二ほど! はあ。睡眠時間がどんどん長くなって行く。しかもいつまでも眠い。まるで己の人生のようだ。いつまでも眠い眠いと目を閉じていたら、気付いたときにはエラい事になっている。ちゃんと目を開けて周りを見なければ。


 さて、阪神淡路大震災から25年だそうだ。四半世紀である。早いな。例によって例の如く、メディアが連呼しなければ忘れていた。ホントのところを言えば、忘れても良いような気もするのだが。日付に意味がある訳ではない。震災の遺族にとって重要な日付とは言え、大多数の日本人にとっては今日の日付より、震災の教訓が社会に生きているかどうかの方が重要ではないか。

 もちろん、その教訓を思い出すためにこの日付を強調しているのだとは思う。だが実際のところ、どうなのだ。日本社会は阪神淡路や東日本の大震災を教訓とできているのか。確かに高速道路は強靱化された。ガソリンスタンドの地下タンクが地震に強い物に取替えられたり、建物の耐震補強に補助金が出たりはしているのだが、それは枝葉末節の話ではないか。

 たとえば地震で液状化する土地や、津波の押し寄せる地域であっても新規に住宅を建設する事が禁じられていないのは何故か。この間、行政は何をやっていたのかと思わざるを得ない。まさか建設業界の顔色をうかがっていた訳でもあるまい。

 南海トラフが起きる起きると騒ぐ事も必要ではあろう。だが起きる事を大前提として、何をどうするのかを言わないと、オオカミ少年になるだけだ。国として、あるいは自治体レベルでも、これまでの方針を大転換するべきではないのか。大地震も大型台風も必ずやって来る。大規模自然災害による被害から国民を守るための「日本列島再改造論」をぶち上げるべきときが来ているのではないかと思うところ。


 虫けらはいろんな職場で働いた事があるのだが、どんな業界のどの職場にも共通した考え方が1つある。それは、「うちの仕事は物凄く大変で、余所の仕事は大したことがない」という考え方だ。どんな仕事であれ、自ら行う業務の重要性を理解するのは大切である。だがそれとトレードオフのように、他の作業を行っている職場を見下そうとするのだ。

「あいつらは気楽でいいよな」「あいつらは簡単でいいよな」などと言いながら、自分たちがいかに大変なのかを主張する。しかし本気でそう思うのなら、あっち側に転職したら良いだろうに、そうしようとはしない。何とも醜く見苦しい。

 さて15日、フランスの首都パリでデモが行われた。フランスはここのところデモとストライキばかりだな。デモを行ったのは警察官、といってもいわゆるポリスメンではない。科学捜査官、日本で言えば鑑識だ。彼らの要求は至って単純。一般的な武装警官と同等の待遇を求めているのである。

 とはいえフランスの警察官の待遇には詳しくないので、どの程度の差があるのかはわからない。武装警官の給料には危険手当も入ってるだろうし、単純に同じ金額を支払うべきとも言えまい。「単なるデスクワークではない」という科学捜査官の主張もわかるが、果たして武装警官を基準にすべき問題なのかどうか。

 日本ではこの手のデモは起きないものの、行動に起こさないだけで不満は澱のように溜まっているのかも知れない。でもそこに「あいつらばかり優遇されやがって」といった思いはないだろうか。この思いは、自分たちがどれだけ優遇されようと、永遠に消えない人の心の闇である。どこかでブレーキをかけないと、際限のない闘争へと続いてしまう。ホドホドのところで足るを知らねばならんのだけれど。


 政府は17日、大型の水生昆虫タガメを「特定第2種国内希少野生動植物種」に指定すると閣議決定した。インターネットや店頭での売買、販売目的の捕獲が禁止される。種の保存法に基づく政令の施行は2月10日。だが研究目的や趣味での採集・譲渡は規制の対象外となるらしい。

 こんなもの、表面上は譲渡に見せかけて裏で金を払うヤツがわんさか出るに決まっている。何で一気に採集禁止にできないのか。研究者には許可登録制で対応すれば良かろう。こういう分野にはホント日本は消極的である。もっとズバズバ斬り込めば良いのに。


 短いが、本日はこんなところで。ああ、眠い。明日は仕事で早起きせねばならんのだが、できるだろうか。目覚ましとスマホのアラームの二段構えで何とかしよう。

 昨日は2000文字ちょっと書けたか。もっと書けてないかと思ったが。今日は早めに寝るので、書ける文字数は少ないだろう。明後日に期待だ。

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